1国際石油開発帝石(INPEX)とは
国際石油開発帝石(以下:インペックス)とは、東京都港区に本社を構えるエネルギー開発会社です。「エネルギーの安定供給」を使命とし、石油・天然ガスを中心とした資源の開発を世界中で行っています。
2018年から開始された豪州沖での大規模開発プロジェクト「イクシス」では、インペックスがオペレーター(操業主体)としてプロジェクトを推進。総事業費は4兆円を超え、この規模の開発でオペレーターを務めるのはインペックスが国内初です。
また最近では、多様化するエネルギーニーズに対応するため、再生可能エネルギー事業にも力を入れ始めています。
2国際石油開発帝石(INPEX)の就職難易度
就活会議のデータによると、インペックスの就職(選考)難易度は「5.0/5.0」でした。
石油元売会社と比較すると以下の通りです。全て難易度MAXの5.0ですが、採用人数を考えると、インペックスの就職難易度はこの中でも高いと推測されます。
企業名 | 就職難易度 |
国際石油開発帝石 | 5.0 |
ENEOS | 5.0 |
出光興産 | 5.0 |
コスモエネルギーHD | 5.0 |
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3国際石油開発帝石(INPEX)の採用大学・学歴
(1)採用大学実績
マイナビのデータによると、インペックスの採用大学実績は以下の通りです。
<大学院>
愛知学院大学、青山学院大学、秋田大学、岩手大学、愛媛大学、大阪大学、大阪市立大学、金沢大学、関西大学、九州大学、京都大学、熊本大学、慶應義塾大学、静岡大学、首都大学東京、信州大学、上智大学、千葉大学、中央大学、筑波大学、東京大学、東京工業大学、東京農工大学、東京理科大学、東北大学、同志社大学、名古屋大学、新潟大学、法政大学、北海道大学、山形大学、横浜国立大学、立命館大学、早稲田大学、東京海洋大学、電気通信大学
<大学>
青山学院大学、秋田大学、愛媛大学、大阪大学、大阪市立大学、岡山大学、鹿児島大学、金沢大学、関西大学、学習院大学、学習院女子大学、九州大学、京都大学、熊本大学、慶應義塾大学、高知大学、甲南大学、神戸大学、国際基督教大学、埼玉大学、滋賀大学、静岡大学、首都大学東京、白百合女子大学、信州大学、上智大学、成蹊大学、聖心女子大学、成城大学、清泉女子大学、専修大学、千葉大学、中央大学、筑波大学、津田塾大学、東京大学、東京家政大学、東京外国語大学、東京工業大学、東京女子大学、東京理科大学、東北大学、東洋英和女学院大学、同志社大学、名古屋大学、新潟大学、日本大学、日本女子大学、一橋大学、フェリス女学院大学、法政大学、北海道大学、明治大学、山形大学、横浜国立大学、立教大学、立命館大学、早稲田大学出典:マイナビ
(2)内定者の大学群別の割合
次はより具体的な採用大学実績を見ていきましょう。
就職四季報に掲載されているINPEXの採用データを元に、内定者の出身大学をまとめました。
2021年度内定者の出身大学(大学・人数)
【大学】
東京大学2、東京外国語大学2、慶應義塾大学2、京都大学1、早稲田大学1、明治大学1、中央大学1、津田塾大学1、ニューヨーク州立大ストーニーブルック校
【大学院】
東京大学5、早稲田大学2、北海道大学1、九州大学1、秋田大学1、筑波大学1、東京工業大学1、京都大学1、横浜国立大学1、慶應義塾大学1、ダラム大学1
参考:就職四季報 2022年度版
2020年度内定者の出身大学(大学・人数)
【大学】
東京外国語大学4、早稲田大学3、慶應義塾大学3、一橋大学2、筑波大学1、大阪大学1、立命館アジア太平洋大学1、国際基督教大学1、同志社大学1、滋賀大学1、成城大学1、成蹊大学1
【大学院】
早稲田大学5、京都大学4、秋田大学2、東京都立大学2、東京大学2、東北大学2、一橋大学1、九州大学1、千葉大学1、北海道大学1、上智大学1、横浜国立大学1、電気通信大学1、東京海洋大学1、名古屋大学1
参考:就職四季報 2021年度版
2019年度内定者の出身大学(大学・人数)
【大学】
京都大学3、早稲田大学3、慶應義塾大学2、上智大学2、一橋大学2、東京外国語大学2、立教大学2、国際基督教大学1、東京大学1、東京工業大学1、東京理科大学1、明治大学1、日本女子大学1、台湾大学1、西オーストラリア大学1
【大学院】
京都大学7、東北大学3、東京大学3、九州大学2、秋田大学1、千葉大学1、横浜国立大学1、北海道大学1、早稲田大学1、北見工業大学1、名古屋工業大学1、東京農工大学1
参考:就職四季報 2020年度版
2018年度内定者の出身大学(大学・人数)
【大学】
慶應義塾大学4、早稲田大学4、上智大学2、中央大学2、東京大学1、東京外国語大学1、国際基督教大学1、東京都立大学1、立教大学1、法政大学1、日本女子大学1、新潟大学1、九州大学1
【大学院】
東京大学4、東北大学3、京都大学2、東京工業大学2、千葉大学2、早稲田大学2、九州大学1、東京農工大学1、横浜国立大学1、信州大学1、金沢大学1、岩手大学1、静岡大学1、東京理科大学1、上智大学1、テキサス大学オースティン校1
参考:就職四季報 2019年度版
※難関国立大・・・旧帝大、一橋大学、東京工業大学、神戸大学
※準難関国公立・・・新潟大、金沢大、千葉大、筑波大、岡山大、広島大、熊本大、都立大、大阪市大、横浜国立大
4年間の採用実績を大学群別に集計した結果、内定者の割合で最も多いのは難関国立大だということが分かりました。
その他、東京外大やICUなど、国際系の大学も比較的多く採用されています。仕事の特性上、海外との取引が多いため、外国語を話せる人材は重宝されるのかもしれません。
より詳しい情報は「就職四季報」に記載されています。5000社もの情報が網羅されており、就活生には必須の1冊なので、持っていない方は購入をオススメします。
4国際石油開発帝石(INPEX)の採用人数
INPEXの2021年卒の採用人数は27人です。コロナの影響を強く受けた業界であるため、前年度に比べ採用人数は大幅に減少しています。
男女別
年度 | 男女別(男性・女性) |
2021年 | 27人(18・9) |
2020年 | 46人(30・16) |
2019年 | 45人(32・13) |
2018年 | 45人(34・11) |
専攻別
年度 | 専攻別(文系・理系) |
2021年 | 27人(11・16) |
2020年 | 46人(21・25) |
2019年 | 45人(20・25) |
2018年 | 45人(18・27) |
大卒・修士別
年度 | 大卒修士別(大卒・修士) |
2021年 | 27人(12・15) |
2020年 | 46人(20・26) |
2019年 | 45人(24・21) |
2018年 | 45人(21・24) |
【2021年の内定者数(大卒・修士) 比較】
国際石油開発帝石 27人
ENEOS 138人
出光興産 72人
コスモエネルギーHD 31人
5国際石油開発帝石(INPEX)の選考フロー
エントリーシート→テストセンター(SPI)→1次面接→2次面接→最終面接
インペックスでは、「グローバルスタッフ技術」「グローバルスタッフ事務」「エリアスタッフ」の3コースで募集していますが、基本的にどれも同じ選考フローです。
適性検査のSPIでは英語も受験科目に含まれているため、英語に苦手意識がある人は参考書を使って対策しておきましょう。
また、面接では「他の石油開発会社ではなく、なぜインペックスなのか」についてよく聞かれるそうです。
「グローバルに事業を展開している点」「国内唯一の大規模開発オペレーターを担う点」など、インペックスにしかできないことを挙げ、志望動機に絡めていきましょう。
6【国際石油開発帝石(INPEX) 就職難易度】まとめ
国際石油開発帝石(INPEX)の就職難易度や学歴について紹介しました。ぜひ就職活動や転職活動の参考にしてみてください。
- 石油・天然ガスを中心とした資源の開発を手がかるエネルギー開発企業。
- オーストラリアの大規模開発プロジェクト「イクシス」ではオペレーターを務める。
- 就職難易度は5.0/5.0と高い。(※就活会議調べ)
- 主な採用大学は難関国立大や難関外大など。
- 適性検査のSPIは英語あり。
- 直近の採用人数は27人。
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