【筆者情報】
最初に受けたTOEICのスコアは490点。その後、就活で少しでも有利になりたいという思いからTOEICの勉強を始め、3ヶ月で245点アップの735点を取得。現在のTOEIC最高スコアは870点。留学経験はナシ。
この記事では、英語が苦手な私が3ヶ月間でTOEICスコアを250点UPさせた勉強法について紹介しています。忙しい就活生やビジネスマンでも取り組める内容なので、ぜひ参考にしてみてください。
【この記事のポイント】
・TOEICスコア600点以下の方、もしくは730点以上を目指している方が対象
・短期間でTOEICスコアを向上させる勉強法が分かる
・実体験に基づいているので再現性がある
【TOEIC勉強法】1ヶ月目:TOEICの頻出単語を覚える
最初の1ヶ月間でやるべきことは、ひたすら英単語を覚えることです。
英語の試験は、ほぼ単語勝負といっても過言ではありません。当たり前ですが、リスニングでは知らない単語を聞き取ることは出来ませんし、リーディングも単語を知らなければ完璧に理解することは不可能です。
なので、まずはしっかり単語を覚えましょう。
また、英単語の学習をする上で重要なことは、繰り返し復習することです。
『エビングハウスの忘却曲線』という法則をご存知でしょうか?これは、「人間の記憶」と「時間の経過」を下のようなグラフで表したものです。
このように、人間の記憶というのは復習を重ねることで脳に定着していきます。
なので、1ヶ月じっくり時間をかけて、単語帳を一周するよりも、1ヶ月間で単語帳を何周もする勉強法の方が、効率的で定着率が良いのです。
目安としては、だいたい1日100〜150単語やりましょう。
しかし、1周目で完全に覚えようとする必要はありません。1周目は、「頑張って半分くらいは覚えよう!」ぐらいの感覚で大丈夫です。
大切なのは、短いスパンで復習することなので、出来るだけ沢山の単語に毎日触れて、単語帳を何周もしてください。
【単語学習時のイメージ】
1周目(半分くらい覚える)→2周目(6〜7割くらい覚える)→3周目(8〜9割くらい覚える)・・・・
ちなみに私がTOEIC単語の勉強に使っていたのはこの二冊です。
- 英単語ターゲット1900 大学入試出る順 5訂版/旺文社/宮川幸久
- TOEIC L&R TEST出る単特急金のフレーズ 新形式対応 /朝日新聞出版/TEX加藤
『ターゲット1900』は基礎的な単語を勉強するために使っていました。大学受験時の単語帳があるならそれを使ってもOKです。
もう一つの『金のフレーズ』はTOEICを受験するなら持っておきたい超オススメの単語帳です。
掲載されているフレーズは1000語ほどで、単語帳としてはやや少なめのボリュームですが、TOEICによく出る単語だけを集めた一冊なので、スピーディーかつ効率的にTOEIC頻出単語を覚えることができます。
また、覚えきれなかった単語はしっかりピックアップ&リスト化して、2ヶ月目以降もやり続けましょう。
リスト化するオススメの方法は、アプリを使うことです。私はこのアプリを使ってました。
アプリを使えば通勤時間や休憩中にも手軽に取り組めるので、スキマ時間を有効的に使えます。
単語は基礎中の基礎なので、しっかり固めておいてください。
【TOEIC勉強法】2ヶ月目:TOEICの形式や傾向を知る
TOEICで高得点を出すためには、TOEICの出題形式を把握し、試験に慣れることが超重要です。
一度TOEICを解いたことがある方なら分かると思いますが、TOEICでは各パートの冒頭でDirectionsと呼ばれる説明文や例題が紹介されます。
しかし、200問を2時間で解き終える必要があるTOEICでは、その部分をいちいち読んでいるヒマはありません。
あらかじめ出題形式を把握しておき、試験本番ではその部分を読まずに時間短縮できるようにしましょう。
また、出題形式だけでなく、出題傾向も把握しておくと良いでしょう。
例えばパート4では、「電話のメッセージ」「機内アナウンス」「会議の一部」などが定番シーンとして挙げられ、そこで使用されている単語やフレーズにも頻出パターンがあります。あらかじめこうした傾向を知っていれば、内容がスッと頭に入ってくるので、解答スピードが格段に上がります。
では、どうすれば出題傾向を知ることができるのでしょうか?
それは、TOEIC対策に特化した参考書を使うことです。
いきなり模試をひたすら解いて出題傾向を探る方もいると思いますが、それだとお金もかかりますし、非効率な気がします。まずは、参考書を使って形式や傾向をしっかりと把握してから、実戦練習(模試)に挑戦しましょう。
1著者がTOEIC満点保持者
2新形式に対応している(2016年から新形式に変わりました)
ちなみに私が使用していた参考書は『はじめて受けるTOEIC(R) L&Rテスト 全パート』という全パートの対策が一冊でできるものです。
各パートの出題傾向や頻出フレーズが掲載されているほか、解法テクニックについても記載されています。
TOEICは解き方のコツを知っているだけで、50点以上はスコアが変わってくるので、ぜひそちらも参考にしてみましょう。
【TOEIC勉強法】3ヶ月目:公式問題集を2〜3冊解く
2ヶ月目でTOEICの出題形式や傾向について把握したら、最後の3ヶ月目にはひたすら模試問題集を解きましょう。
2時間ぶっ通しのテストは思っている以上に大変なので、模試問題集を何回も解くことで、身体を慣らす必要があります。
また、模試問題集には公式問題集を使うことをオススメします。
他にも安い模試問題集はたくさんありますが、当たりハズレが大きいです。やはり、本物と同じクオリティを求めるなら、公式問題集一択でしょう。
それでは、ここからは公式問題集を活用した勉強法について紹介していきます。
1:何周もする
公式問題集は、1回解いたから終わりではなく、何回も繰り返すことが重要です。
特に、1回目で間違えた問題や自信がない問題は必ずチェックして復習しましょう。
また、同じ模試を2回連続で解こうとすると、答えを覚えてしまっている可能性があるので、一度解いた模試は一定期間あけてから取り組むようにしてください。
2:分からない単語やフレーズをピックアップする
単語の学習と同じように、分からない単語やフレーズが出てきたら、ピックアップしてリスト化しましょう。
公式問題集はTOEICを運営している会社が作っている問題集なので、再現度が非常に高いです。公式問題集で出てきた単語やフレーズが本番の試験でも出てくるケースはよくあるので、しっかりチェックするようにしてください。
3:リスニングパートのスクリプトを活用する
リスニングの練習方法として、ディクテーションや聞き流しなど色々あると思いますが、初心者の方にオススメするのはオーバーラッピングとシャドーイングです。
オーバーラッピング・シャドーイングとは、聴こえてきた音声に自分の声を被せる勉強法のことで、2つの違いは、音声のスクリプトを見るか見ないかという点です。
いきなりシャドーイングは難しいと思うので、まずはオーバーラッピングからやってみて、慣れてきたらシャドーイングに挑戦してみましょう。
具体的な練習方法については、こちらの記事で紹介しているので参考にしてください。
おまけ【TOEIC勉強法】スキマ時間を有効的に使う
通学通勤中や寝る前の10分間など、スキマ時間を有効的に使えると、短期間でのスコアUPが見込めます。
そして、スキマ時間を使って勉強するなら、【スタディサプリ ENGLISH】というリクルートが提供しているTOEIC対策アプリがオススメです。
無料のTOEIC対策アプリもありますが、クオリティが全く違います。
1回5分の講義動画が約300本収録されているほか、TOEICテスト20回分の問題演習も掲載されているので、初心者から上級者まで使えます。
月額2,980円かかりますが、将来への投資だと思って是非使ってみましょう。
【TOEIC初心者向けの勉強法】まとめ
今回は、私が3ヶ月間でTOEICスコアを490点から735点まで伸ばした勉強法について紹介しました。
集中して取り組めば、短期間でも700点以上は確実に取れます。TOEICスコアが高ければ、就職や転職、昇格などに有利に働くことがあるので、これを機に勉強を始めていきましょう。
- 1ヶ月目 単語をひたすら覚える。オススメの単語帳は「金のフレーズ」
- 2ヶ月目 TOEICの出題形式や出題傾向を把握する。オススメの参考書は「はじめて受けるTOEIC(R) L&Rテスト 全パート」
- 3ヶ月目 模試問題集をひたすら解く。オススメの問題集は公式問題集。
- スキマ時間 スタディサプリを使ってスキマ時間を有効的に使う。
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