1JCBとは
JCBとは、日本で唯一の国際カードブランドを運営する国内大手のカード会社です。1961年、三和銀行(現:三菱UFJ銀行)と日本信用販売(現:三菱UFJニコス)の共同出資によって誕生しました。
現在、会員数は世界中で1億3,000万人を突破し、加盟店数は約3,000万店にものぼります。
JCBの強みとしては、国際ブランドホルダーであるという特徴を活かして独自の海外展開を行える点です。
1981年の香港進出を皮切りに、アメリカ、イギリスなど次々と現地法人を設立。また最近では、インドの個人カード市場に参入するなど、キャッシュレス決済の需要が急拡大しているアジアでのシェア獲得に注力しています。
2JCBの就職難易度
就活会議のデータによると、JCBの就職(選考)難易度は「4.4/5.0」でした。
カード業界は学生からの知名度が高く、さらにその業界のリーディングカンパニーであるJCBは非常に人気が高い企業です。
そのため、採用人数は60〜80人と少なくありませんが、それ以上に応募者が殺到し、選考倍率は150倍以上になることもあります。2019年度は118倍、2020年度は153倍でした。(参照:就職 四季報)
企業名 | 就職難易度 |
JCB | 4.4 |
三井住友カード | 4.4 |
三菱UFJニコス | 4.3 |
ユーシーカード | 3.8 |
クレディセゾン | 3.7 |
トヨタファイナンス | 3.6 |
イオンフィナンシャルサービス | 3.6 |
3JCBの採用大学・学歴
(1)採用大学実績
マイナビのデータによると、JCBの採用大学実績は以下の通りです。
<大学院>
横浜国立大学、京都大学、慶應義塾大学、首都大学東京、上智大学、神戸大学、成蹊大学、早稲田大学、和歌山大学、大阪大学、筑波大学、東京大学、東京農工大学、東京理科大学、同志社大学、奈良先端科学技術大学院大学、法政大学、北海道大学、名古屋大学、名古屋経済大学、立教大学
<大学>
愛知教育大学、青山学院大学、跡見学園女子大学、大阪大学、大阪教育大学、大阪市立大学、大阪府立大学、大妻女子大学、小樽商科大学、神奈川大学、金沢大学、関西大学、関西学院大学、神田外語大学、学習院大学、学習院女子大学、九州大学、京都大学、京都府立大学、慶應義塾大学、恵泉女学園大学、甲南大学、神戸大学、国際教養大学、国際基督教大学、駒澤大学、埼玉大学、札幌大谷大学、首都大学東京、白百合女子大学、上智大学、成蹊大学、聖心女子大学、成城大学、清泉女子大学、西南学院大学、専修大学、千葉大学、中央大学、筑波大学、津田塾大学、東京大学、東京外国語大学、東京女子大学、東京理科大学、東北大学、東北福祉大学、東洋大学、東洋英和女学院大学、同志社大学、獨協大学、名古屋大学、南山大学、日本大学、日本女子大学、一橋大学、広島大学、フェリス女学院大学、法政大学、北星学園大学、北海学園大学、北海商科大学、北海道大学、明治大学、明治学院大学、横浜国立大学、横浜市立大学、立教大学、立命館大学、立命館アジア太平洋大学、龍谷大学、和歌山大学、早稲田大学出典:マイナビ
(2)内定者の大学群別の割合
次はより具体的な採用大学実績を見ていきましょう。
就職四季報に掲載されているJCBの採用データをもとに、内定者の出身大学と採用人数をまとめました。
2021年度内定者の出身大学
【大学】
早稲田大学7、慶應義塾大学6、神戸大学6、東京理科大学4、中央大学4、立命館大学4、大阪大学3、上智大学3、明治大学3、東京大学2、九州大学2、千葉大学2、青山学院大学2、立教大学2、法政大学2、成城大学2、同志社大学2、関西学院大学2、東京工業大学1、東京農工大学1、芝浦工業大学1、愛知教育大学1、横浜国立大学1、横浜市立大学1、学習院大学1、京都大学1、広島大学1、高崎経済大学1、国際基督教大学1、佐賀大学1、大阪教育大学1、大阪市立大学1、関西大学1、津田塾大学1、東洋英和女学院大学1
【大学院】
北京外国語大学1
※参考:就職四季報 2022年度版
2020年度内定者の出身大学(大学・人数)
【大学】
早稲田大学11、慶應義塾大学6、立教大学6、明治大学5、中央大学5、大阪大学4、上智大学3、青山学院大学3、京都大学3、横浜国立大学2、法政大学2、国際基督教大学2、学習院大学2、神戸大学2、大阪市立大学2、同志社大学2、東京大学1、一橋大学1、東京外国語大学1、東京都立大学1、東京理科大学1、國學院大学1、成城大学1、和女子大学1、明治学院大学1、立命館大学1、近畿大学1、大阪府立大学1、滋賀大学1、東北大学1、名古屋大学1
【大学院】
九州大学1、千葉大学1、早稲田大学1
※参考:就職四季報 2021年度版
2019年度内定者の出身大学(大学・人数)
【大学】
早稲田大学13、慶應義塾大学5、明治大学5、中央大学4、一橋大学3、法政大学3、立教大学3、上智大学3、京都大学2、神戸大学2、同志社大学2、北海道大学1、名古屋大学1、九州大学1、筑波大学1、埼玉大学1、広島大学1、横浜国立大学1、東京理科大学1、青山学院大学1、日本大学1、立命館大学1、中原大学1、チュラロンコン大学1、ハノイ国家大学1、コヴェントリー大学1
【大学院】
東京大学1、立命館大学1、関西学院大学1
※参考:就職四季報 2020年度版
2018年度内定者の出身大学(大学・人数)
【大学】
早稲田大学7、明治大学7、慶應義塾大学6、法政大学4、青山学院大学4、中央大学4、大阪大学3、立教大学3、関西大学3、京都大学2、東京外国語大学2、立命館大学2、東京大学1、九州大学1、神戸大学1、東京都立大学1、横浜国立大学1、国際基督教大学1、国際教養大学1、上智大学1、東京理科大学1、津田塾大学1、同志社大学1、南山大学1、ブリティッシュコロンビア大学1
【大学院】
京都大学1、神戸大学1、ロンドン大学1
※参考:就職四季報 2019年度版
*難関国立大・・・旧帝大、一橋大、東京工業大、神戸大
*準難関国公立・・・新潟大、金沢大、千葉大、筑波大、岡山大、広島大、熊本大、都立大、大阪市大、横浜国立大
内定者のボリューム層は 早慶上智・MARCHで、全体の約5割を占めています。また、そこまで偏差値の高くない大学からも内定者を出しているため、学歴フィルターは厳しくないと推測されます。
より詳しい情報は「就職四季報」に記載されています。5000社もの情報が網羅されており、就活生には必須の1冊なので、持っていない方は購入をオススメします。
4JCBの採用人数
直近のJCBの採用人数は77人で、文系の学部生が圧倒的な割合を占めています。
男女別
年度 | 男女別(男性・女性) |
2021年 | 77人(54・23) |
2020年 | 78人(55・23) |
2019年 | 60人(33・27) |
2018年 | 62人(38・24) |
専攻別
年度 | 専攻別(文系・理系) |
2021年 | 77人(72・5) |
2020年 | 78人(76・2) |
2019年 | 60人(53・7) |
2018年 | 62人(57・5) |
大卒・修士別
年度 | 大卒修士別(大卒・修士) |
2021年 | 77人(76・1) |
2020年 | 78人(75・3) |
2019年 | 60人(58・2) |
2018年 | 62人(59・3) |
【2021年の内定者数(大卒・修士) 比較】
JCB 77人
三井住友カード 65人
三菱UFJニコス 88人
クレディセゾン 43人
ユーシーカード 17人
トヨタファイナンス 50人
イオンフィナンシャルサービス 121人
5JCBの選考フロー
説明会(必須)→ES・WEBテスト(WEBテスティング)→1次面接→GD(グループディスカッション)→2次面接→最終面接→内定
JCBの書類選考通過率は毎年50%程度です。大手飲料メーカや食品メーカーと比べると通過率は高いですが、それでも約半分は書類で落とされます。気を抜かず、ES対策やテスト対策を徹底しましょう。
また、JCBでは3daysインターンシップ参加者に対して、選考を一部免除するなどの優遇があります。2020年卒の場合、1次面接とGDが免除されました。選考が2回免除されれば、その分内定に大きく近づくことができるので、JCBの内定が欲しい方はぜひ応募してみましょう。
もし、インターンに参加できなかった場合は、OfferBoxの利用をオススメします。OfferBoxとは、企業と学生をつなぐマッチングサイトで、現在9000社以上の企業が登録されており、JCBも同サイトを通じてオファー型の採用活動を行っています。
オファーを貰えると、インターンや特別セミナー等に招待されることがあるため、ぜひ使ってみましょう。
6【JCB 就職難易度】まとめ
JCBの就職難易度や学歴について紹介しました。ぜひ就職活動や転職活動の参考にしてみてください。
- 国内で唯一、国際カードブランドを運営。
- インドを始めとしたアジア圏でキャッシュレス市場を開拓。
- 就職難易度は4.4/5.0と高め。(※就活会議調べ)
- 内定者の出身大学は早慶上智・MARCHが半数を占める。
- 選考倍率は150倍ほど。
- インターン参加者に対して一部選考免除の優遇あり。
- 直近の採用人数は77人。
就活生なら絶対に登録しておきたいのがOfferBoxという逆求人サイトです。逆求人とは、企業側が学生にアプローチを仕掛けるという新たな採用形態で、現在9000以上の企業がOfferBoxを通じた採用活動を行っています。
オファーが届くと、選考スキップや特別セミナー、インターンシップへの招待など数多くのメリットが得られるため、ぜひ活用しましょう。
【OfferBoxの主な参加企業】
東京海上日動、JCB、三井住友信託銀行、東京ガス、ヤマハ、ニトリ、クラレ、三菱マテリアル、富士フイルム、ライオン、ロッテ、キリン、森永乳業、豊田自動織機、日産自動車、クボタ、オムロン、NTTドコモ、楽天、サイバーエージェント、積水化学工業、資生堂、朝日新聞、ロート製薬、マイクロソフト、双日など