1日本製鉄とは
日本製鉄は、粗鋼生産量で国内トップ・世界3位の大手鉄鋼メーカーです。2012年に新日本製鐵と住友金属が経営統合して「新日鐵住金」となり、2019年に現在の社名「日本製鉄」へと称号変更しました。
鉄は、自動車・飛行機・ビル・橋など、あらゆる産業に不可欠な素材であり、その鉄の生産量で国内トップシェアを誇る日本製鉄はまさに社会の根幹を支えている企業と言えます。
また、中国企業の安価な鉄が多く出回っている中、日本製鉄では高い技術力を活かしたハイエンド商品を強みとしています。
2日本製鉄の就職難易度
就活会議のデータによると、日本製鉄の就職難易度は「4.5/5.0」でした。
企業名 | 就職難易度 |
日本製鉄 | 4.5 |
JFEスチール | 4.9 |
神戸製鋼所 | 4.5 |
大同特殊鋼 | 4.2 |
日立金属 | 4.0 |
山陽特殊製鋼 | 3.8 |
国内最大手の鉄鋼メーカーということもあり、就職難易度は高いです。
3日本製鉄の採用大学・学歴
(1)採用大学実績
就職四季報に掲載されている採用データを元に、日本製鉄の採用大学実績を以下にまとめています。(全ての採用大学を網羅している訳ではないのでご注意ください)
【日本製鉄の採用大学実績(一部)】
(文系)
北大、東北大、筑波大、国際教養大、東大、一橋大、早大、慶大、東京外大、ICU、明大、青大、立教大、中大、法政大、学習院大、日大、東海大、大東文化大、横国大、名大、阪大、京大、同大、立命館大、関西学大、神戸大、神戸市外大、九大、熊本大、その他
(理系)
北大、室蘭工大、北見工大、岩手大、秋田大、山形大、東北大、筑波大、茨城大、群馬大、東大、東工大、東京農工大、都立大、電通大、早大、慶大、上智大、東理大、明大、津田塾大、東京都市大、北里大、千葉大、横国大、静岡大、金沢大、福井大、名大、名工大、三重大、岐阜大、信州大、豊橋技科大、阪大、大阪府大、同大、関大、立命館大、京大、京都工繊大、奈良女子大、神戸大、兵庫県大、岡山大、島根大、愛媛大、高知工科大、香川大、広島大、九大、九州工大、北九州市大、宮崎大、長崎大、熊本大、大分大、産業医大、鹿児島大、その他
※参照:就職四季報(2022〜2020年版)
(2)内定者の大学群別の割合
次は、より具体的な採用実績を見ていきましょう。
週刊誌AERA(朝日新聞出版)に掲載されている日本製鉄の採用データをもとに、内定者の主な出身大学と採用人数をまとめました。
2020年度内定者の主な出身大学(大学名・人数)
早稲田大学30、東北大学25、北海道大学24、大阪大学23、九州大学23、東京大学19、慶應義塾大学18、東京工業大学14、神戸大学13、京都大学11、東京理科大学11、名古屋大学9、明治大学9、同志社大学7、岡山大学6、関西学院大学6、筑波大学4、上智大学4、関西大学4、一橋大学3、青山学院大学3、日本大学3、立命館大学3、横浜国立大学2、国際教養大学2、中央大学2、法政大学2、国際基督教大学2、津田塾大学2、専修大学2、千葉大学1、國學院大学1、東海大学1、東洋大学1、近畿大学1、龍谷大学1、西南学院大学1
(参照:AERA 2020年10月26日号、通信大学)
※中堅私立大・・・学習院大学、成蹊大学、成城大学、明治学院大学、國學院大学
※難関国立大・・・旧帝大、一橋大学、東京工業大学
※準難関国立大・・・神戸大学、千葉大学、筑波大学、岡山大学、横浜国立大学
集計結果を見ると、内定者の学歴で最も多いのは難関国立大学で、全体の約47%を占めています。
その他の採用大学を見ても、早稲田大学、慶應義塾大学などの高学歴層が大半で、学歴フィルターはかなり厳しいと言えます。
MARCH以下の学歴から日本製鉄に就職するには、留学経験や資格を保有しているなどのアドバンテージが必要です。
4日本製鉄の採用人数
日本製鉄では、2020年に国内製鉄所を統合するなど組織のスリム化を進めており、それに伴い2021年度の採用数は前年比に比べ大幅に減少しています。
男女別
年度 | 男女別(男性・女性) |
2021年 | 138人(110・28) |
2020年 | 323人(259・64) |
2019年 | 277人(223・54) |
専攻別
年度 | 専攻別(文系・理系) |
2021年 | 138人(34・104) |
2020年 | 323人(91・232) |
2019年 | 277人(81・196) |
大卒院卒別
年度 | 大卒修士別(大卒・修士) |
2021年 | 138人(37・101) |
2020年 | 323人(100・223) |
2019年 | 277人(92・185) |
【2021年の採用人数(大卒・修士) 比較】
日本製鉄 138人
JFEスチール 131人
神戸製鋼所 89人
大同特殊鋼 37人
日立金属 25人
山陽特殊製鋼 22人
5日本製鉄の選考フロー
ES→リクルーター面談(座談会)→1次面接→最終面接→内定
日本製鉄の選考では、面接前にリクルーター面談や座談会が複数回行われます。
ここで良い評価を得られなければ面接に進むことはできないため、積極的に質問して興味を示すことが重要です。
また、面接では「なぜ鉄鋼業界なのか?」という点を重点的に問われます。
鉄鋼業の良い面だけでなく、課題点もしっかりと把握した上で、論理的に志望動機を説明できるようにしましょう。
【日本製鉄の面接質問例】
Q.なぜ鉄鋼業界を志望するの?
Q.鉄鋼業界の将来についてどう考えてる?
Q.なぜ他の素材メーカー(化学など)じゃダメなの?
6【日本製鉄 就職難易度】まとめ
日本製鉄の就職難易度や学歴について紹介しました。ぜひ就職活動や転職活動の参考にしてみてください。
- 国内トップ、世界3位の粗鋼生産量を誇る鉄鋼メーカー。
- 研究開発費に多額の投資を行うなど技術力・開発力に強みを持つ。
- 就職難易度は4.5/5.0とやや高め。(※就活会議調べ)
- 学歴フィルターは厳しく、旧帝大などを含む難関国立大がボリューム層。
- 組織のスリム化に伴い採用数が減少。直近の採用人数は138人。
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