1東京海上日動火災保険とは
東京海上日動火災保険(通称 マリン)とは、東京都千代田区に拠点をおく国内損保のリーディングカンパニーです。1879年に、日本初の海上保険会社として誕生しました。
同社の強みは、グループ利益全体の約半分を占める海外事業です。創業当初の1880年には早くもロンドン・ニューヨークなど欧米に進出。その後も、英キルン社、米フィラデルフィア社、デルファイ社などを次々と買収して海外事業を拡大させていき、現在では45の国と地域に拠点を有しています。
また、国内でも三菱グループを中心とした多くの大企業と取引があり、安定した収益を確保しています。
2東京海上日動火災保険の就職難易度
就活会議のデータによると、東京海上日動火災保険の就職(選考)難易度は「4.5/5.0」でした。
これはエリアコース(一般職)も含めた数値なので、グローバルコース(総合職)のみで見たら、就職難易度はさらに高くなります。グローバルコース(総合職)の就職難易度は、日系企業の中でトップクラスでしょう。
企業名 | 就職難易度 |
東京海上日動火災保険 | 4.5 |
三井住友海上火災保険 | 4.3 |
損害保険ジャパン日本興亜 | 4.2 |
あいおいニッセイ同和損害保険 | 3.8 |
3東京海上日動火災保険の採用大学・学歴
(1)採用大学実績
2021年度の東京海上日動火災保険の採用大学実績は以下の通りです。
北大、小樽商大、東北大、筑波大、東大、一橋大、東工大、慶大、早大、上智大、ICU、立教大、明大、中大、法政大、名大、南山大、京大、阪大、神戸大、関大、関西学大、同大、立命館大、広島大、九大、西南学大 他
出典:就職 四季報
より詳しい情報は「就職四季報」に記載されています。5000社もの情報が網羅されており、就活生には必須の1冊なので、まだ持っていない方は購入をオススメします。
(2)内定者の学歴
次は、東京海上日動火災保険のより具体的な採用大学実績や内定者の学歴ボリューム層を見ていきましょう。
週刊誌AERA(朝日新聞出版)に掲載されている東京海上日動火災保険の採用データをもとに、内定者の主な出身大学と採用人数をまとめました。
【2020年度内定者の主な出身大学(大学名・人数)】
慶應義塾大学95、早稲田大学65、東京大学20、上智大学20、立教大学20、関西学院大学20、神戸大学19 、同志社大学19 、南山大学18 、青山学院大学17、明治大学16、中央大学15 、立命館大学10、大阪大学9、名古屋大学8、一橋大学8、京都大学8、関西大学7、西南学院大学7、岡山大学6、法政大学6、学習院大学6、日本女子大学6、横浜国立大学5、東京工業大学5、成蹊大学5、京都女子大学5、北海道大学4、九州大学4、筑波大学2、東京理科大学2、津田塾大学2、東京女子大学2、日本大学2、甲南大学2、東北大学1、国際教養大学1、国際基督教大学1、成城大学1、明治学院大学1、同志社女子大学1
(参照:AERA 2020年10月26号「採用したい大学特集」、通信大学)
上のグラフを見ると、東京海上日動火災保険の内定者は早慶上智が多く、全体の3割近くを占めていることが分かります。
一方、日東駒専クラスの学歴層は少なく、学歴フィルターの厳しさを感じます。
また、毎年インターンシップ参加者から多く内定者を出しているので、東京海上日動に興味のある人はぜひインターンに応募してみましょう。
ただし、インターンに参加するにも選考(面接)があるので、しっかりとした準備が必要です。
【東京海上日動火災保険のインターン選考の流れ】
エントリーシート→1次面接→2次面接→インターン参加
インターン選考の時期は面接慣れしていない人が多いです。そのため、面接練習してハキハキと答えられるようになれば、それだけで差別化になります。
キャリアチケットを使えば、無料で採用のプロと面接練習ができるため、面接に不安がある方はぜひ活用してみましょう。
4東京海上日動火災保険の採用人数
東京海上日動の直近の採用人数は632人です。内訳としては、全国転勤ありのグローバルコースが180人、転勤なしのエリアコースが452人です。
グローバル | エリア | |
2021年 | 180人 (149・31) |
452人 (57・395) |
2020年 | 216人 (174・42) |
426人 (39・387) |
2019年 | 205人 (171・34) |
388人 (16・372) |
※カッコ内は男女別人数(男性・女性)
【2021年の採用人数(大卒・修士) 比較】
東京海上日動 632人
三井住友海上 270人
損保ジャパン 170人
あいおいニッセイ同和損保 280人
※三井住友海上は採用予定人数
※損保ジャパンは2020年度の実績値
5東京海上日動火災保険の選考フロー
エントリーシート・テストセンター(ヒューマネージ)→1次面接→2次面接→3次面接→最終面接→内定
東京海上日動の適性検査は、専用試験会場のパソコン上で行われる「ヒューマネージ社」のテストです。このテストは時間制限に対して問題量が非常に多く、解答スピードの速さが求められます。
初見で挑むと時間配分が上手くいかず焦ってしまうので、対策本を使って速く解くトレーニングをしておきましょう。
また、面接では幼少期の頃について深堀されます。
「幼少期はどんな子供だったか?」「中学時代にはなぜその部活に入ったのか?」など、その場でパッとは思い出せないようなことを聞かれるので、前もって幼少期の頃からの自己分析をして整理しておきましょう。
【東京海上日動火災保険の面接質問例】
Q.子供の頃はどんな性格だったか?
Q.なぜその部活を選んだのか?
Q.なぜその習い事を始めたのか?
Q.今の自分の性格に影響を与えた経験は何か?
Q.親の教育方針はどうだったか?
Q.兄弟とは仲がいいか?
6【東京海上日動火災保険 就職難易度】まとめ
東京海上日動火災保険の就職難易度や学歴について紹介しました。ぜひ就職活動や転職活動の参考にしてみてください。
- 日本初の海上保険会社として誕生した国内損保の最大手。
- 大型買収により海外展開で先行。
- 日本初の海上保険会社として誕生した国内最大手の損害保険会社。
- 大型買収により海外展開で先行。
- 就職難易度は4.5/5.0と高く日系損保ではトップ。(※就活会議調べ)
- 内定者の学歴は早慶上智が最も多い。
- 日東駒専以下は少なく内定者の学歴は高い。
- 面接では幼少期の頃について聞かれる。
- 直近の採用人数は632人。
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