1キーエンスとは
キーエンスは、センサや測定器、画像処理装置などFAに関わる商品を開発・販売する企業です。1972年に滝崎武光氏によって設立されました。
開発する製品の約70%が世界初や業界初であるという開発力の高さが強みです。
また、自社で工場を持たず企画や設計に特化するファブレス経営を行っており、利益率が高いことでも知られています。
2キーエンスの就職難易度
就活会議のデータによると、キーエンスの就職(選考)難易度は「4.7/5.0」でした。
企業名 | 就職難易度 |
キーエンス | 4.7 |
三菱電機 | 4.7 |
オムロン | 4.0 |
ファナック | 4.9 |
安川電機 | 4.4 |
島津製作所 | 4.8 |
年収の高さに惹かれる学生が多く、就職難易度は高いです。実際、キーエンスの年収は日系企業の中でトップクラスに高く、同業他社とは比較にならないほどです。
【電機・機械メーカーの平均年収】
キーエンス 1839万円
ファナック 1216万円
三菱電機 895万円
オムロン 829万円
安川電機 818万円
島津製作所 816万円
また、みん就が集計した就職先人気ランキングでは、キーエンスの順位は全体で69位でした。前後には三井不動産、NTT西日本など有名企業が並んでおり、就活生からの知名度・人気度の高さがうかがえます。
3キーエンスの採用大学・学歴
次は、キーエンスの採用大学実績や内定者の学歴ボリューム層を見ていきましょう。
サンデー毎日に掲載されているの採用データをもとに、内定者の主な出身大学と採用人数をまとめました。
【2019年度内定者の主な出身大学(大学名・人数)】
慶應義塾大学38、早稲田大学33、同志社大学19、明治大学17、立命館大学16、東京大学9、関西学院大学9、京都大学8、東京工業大学8、立教大学8、中央大学8、大阪大学5、上智大学4、青山学院大学4、法政大学4、日本大学4、関西大学4、名古屋大学3、筑波大学3、横浜国立大学3、南山大学3、北海道大学2、成蹊大学2、近畿大学2、東北大学1、九州大学1、東京外国語大学1、神戸大学1、千葉大学1、東京都立大学1、広島大学1、横浜市立大学1、大阪市立大学1、大阪府立大学1、東京理科大学1、東洋大学1、芝浦工業大学1、愛知学院大学1、中京大学1、名城大学1、京都女子大学1、京都産業大学1、立命館アジア太平洋大学1、他
(参照:サンデー毎日 2019年8月18・25日合併号)
※難関国立大・・・旧帝大、一橋大学、東京工業大、神戸大
※準難関国立大・・・新潟大、金沢大、千葉大、筑波大、岡山大、広島大、熊本大、都立大、大阪市大、横浜国立大
上のグラフを見ると高学歴が目立ちますが、キーエンスの選考で重視されているのは学歴よりも個人の能力です。
そのため、学歴に自信がなくても内定をもらうのは十分可能です。
実際、キーエンスではESなどの書類選考がなく、代わりに20秒PRや説得面接が設けられていることから、第一印象や頭の回転力の方が重要だと考えられます。
もし、面接に不安があるなら、事前に面接練習をしておくと良いでしょう。リクエストすれば説得面接や要素面接などキーエンス独自の面接にも対応してくれるはずです。
4キーエンスの採用人数
キーエンスの直近の採用人数は155人です。
新型コロナウイルスの影響があるためか、2021年卒の採用は前年と比べ減少しています。
年度 | 採用人数 |
2021年 | 155人 |
2020年 | 230人 |
2019年 | 240人 |
2018年 | 210人 |
【2021年の内定者数(大卒・修士) 比較】
キーエンス 155人
三菱電機 760人
オムロン 35人
ファナック 76人
安川電機 48人
島津製作所 78人
5キーエンスの選考フロー
説明会・20秒PR→SPI→説得面接→要素面接・適性検査(キャリパー)→最終面接→内定
最初の20秒PRは説明会直後に行われます。目を逸らしたら落ちると言われているため、最後まで相手の目をみて堂々と話すことがコツです。
次の説得面接は「〜嫌いを好きにさせて」というような、その名の通り面接官を説得させる面接です。
2分間だけ面接官に質問できるため、そこでしっかりと相手のニーズを把握するようにしましょう。
【説得面接のお題例】
・外食嫌いを好きにさせて
・映画嫌いを好きにさせて
・新幹線派を飛行機派にさせて
・高級ホテル派を老舗旅館派にさせて
・マンション派を戸建て派にさせて
そして、鬼門となるのが要素面接です。「〜に必要な要素を3つ挙げよ」という内容で、説得面接同様ロジカルな回答を求められます。こちらも、お題例を参考に練習しておきましょう。
【要素面接のお題例】
・営業に必要な要素を3つ挙げよ
・経営者に求められる要素を3つ挙げよ。
・成功する人に共通する要素を3つ挙げよ。
また、就活生の方には、OfferBoxがオススメです。OfferBoxとは、国内最大級の逆求人サイトで、キーエンス、パナソニック、オムロンなどの企業が登録されています。
オファーを貰うと、インターンや特別セミナーなどに招待されることがあるため、ぜひ使ってみましょう。
6【キーエンス 就職難易度】まとめ
キーエンスの就職難易度や学歴について紹介しました。ぜひ就職活動や転職活動の参考にしてみてください。
- センサや測定器、画像処理装置などFA機器を開発・販売する。
- ファブレス経営による営業利益率の高さが特徴。
- 年収は日系企業トップクラス。
- 就職難易度は4.7/5.0と高い。(※就活会議調べ)
- 内定者は高学歴が多いが、学歴よりも個人の能力重視。
- 選考フローが特殊で説得面接や要素面接がある。
- 直近の採用人数は155人。
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