選考対策

【足し算検査】クレペリン検査とは?対策方法や導入企業についても紹介

クレペリン検査とは

採用試験で使用されるクレペリン検査。ひたすら足し算をするというカオスな検査ですが、性格検査としてはかなり優秀だそうで、公務員や鉄道、その他大手企業でも導入実績があります。

私もやったことありますが、あれを初見でやるとかなり焦ります。あと疲れます。

この記事では、クレペリン検査の説明から、評価基準、対策・練習方法まで紹介しているので、ぜひ最後まで見ていってください。

1クレペリン検査の説明とやり方

クレペリン検査とは、「2+5」のような簡単な足し算を連続で解くことで、その人の性格や適性をあぶり出すという検査です。

言葉で説明してもよく分からないと思うので、まずは実際の試験用紙を見ていきましょう。

クレペリン検査の用紙*写真引用 伊藤内定ゼミ

分かりにくいですが、この用紙にはびっしりと数字が書き込まれています。1行につき116個の数字が並べられており、全部で34行あります。

受験方法は簡単で、隣り合った数字の下一桁を間に記入していくだけ。

例えば、「5+7」だったら「12」なので、数字の「2」を記入します。

クレペリン検査のやり方

最初の1行目から順に解いていき、検査官の合図があったら2行目に移っていきます。1行あたりの制限時間は1分間で、合図があったら計算途中であっても次の行に行かなくてはなりません。

また、先ほど全部で34行あると書きましたが、ぶっ通しでやるのではなく、前半と後半に分かれて行われます。

15分作業→5分間休憩→15分作業 といった具合です。

2足し算で何が分かるのか?

単純に、足し算を何個解いたかで「頭の回転力」を見ているのもありますが、クレペリン検査で明らかになるのはそれだけではありません。

簡単な足し算といえど、「自分が持っている最大限のスピードで」かつ「連続で」何個も解いていると、頭が相当疲れます。さらに、テストなので一度つっかえると焦ってしまう人もいるでしょう。

そうすると、計算ミスが多くなったり、作業量(計算量)が落ちてくるなど、人によってかなりバラツキが出てきます。

例えば、序盤の方は作業量が多かったのに、途中で急激に落ちてしまったら、「集中力がない」と判断されてしまうでしょう

このようにクレペリン検査では、「作業量」を見ているだけではなく、「ミスの数」や「作業量の推移」にも着目して、受験者の性格・適性を総合的に判断しているのです。

3クレペリン検査での評価基準

クレペリン検査で評価されている点は3つあります。それが「作業量」「ミスの数」「作業曲線(作業量の推移)」です。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

(1)作業量

作業量とはすなわち、「1行あたりどれくらいの量を計算できたか」です。

作業量の多さというのは、その人の「頭の回転力」「積極性」「処理能力」に大きく関係すると言われており、基礎能力を測るのに有効な指標となります。

また、クレペリン検査の作業量の水準は「Ⓐ ・A・B・C・D」の5段階に分けられています。

クレペリンの評価基準

作業量の目安として、B以上はクリアしておきたいところです。

しかし、先ほども少し触れたように、作業量が多いからといって必ずしも良い結果になるとは限りません。これから紹介する2つの項目(ミスの数・作業量の推移)が正常であることが前提条件になります。

(2)ミスの数

たくさん解こうとしてミスを連発してしまっては、本末転倒です。

人間なのである程度のミスがあるのは当たり前ですが、あまりにミスが多いと「集中力が低い」「持続性がない」と判断され、悪い評価を受けてしまいます。

特に、後半はミスが増えることが明らかになっているので、注意しましょう。

また、特定の行でミスが集中的に続いたり、特定の数字だけミスしたりする場合にも要注意です。

■ミスが特定の行に集中している
→「何も考えずに行動してしまう傾向がある」と判断される

■特定の数字にミスが多い
→「1つの考えに固執しやすく、柔軟性が低い傾向がある」と判断される

(3)作業曲線(作業量の推移)

クレペリン検査において最も重要な評価項目が「作業曲線(作業量の推移)」です。

作業曲線とは下の画像のように、作業量を線で結んだ時にできる曲線を指します。

クレペリン検査の作業曲線

作業量がどのように推移していったかが、一目瞭然ですね。

実はこの作業曲線こそ、受験者の性格や心理的特性が一番反映されている部分なのです。

そして、曲線の評価は大まかに「定型(性格・心理状態が健康な状態である)」と「非定型(性格・心理状態に問題がある)」に分類されます。

次の章で詳しく紹介するので、早速見ていきましょう。

4クレペリン検査の結果(定型と非定型)

先ほど、クレペリン検査の作業曲線には「定型」と「非定型」の2種類があることを説明しました。

簡単に分けると、良い方が「定型で、あまり好ましくない方が「非定型です。

では、どういった曲線が「定型」あるいは「非定型」になるのでしょうか? それぞれの例を見ていきましょう。

(1)定型

定型には以下のような特徴が見られます。

  • 前半の曲線が緩やかなU字を描いている
  • 後半の曲線が緩やかに右肩下がりになっている
  • 後半の1行目が全体を通して最も作業量が多い
  • 前半よりも後半の作業量の方が多い
  • 曲線が適度に凸凹(ギザギザ)になっている
  • ミスが少ない
  • 作業量が少なすぎない(1行平均15以上)

実際の曲線はこんな感じです。

クレペリン検査の定型

前半のパートは、「序盤が一番作業量が多くて、中盤に落ち込み、終盤で盛り返す」といった具合で、緩やかなU字になっているのが分かりますね。

次に後半のパートを見てみると、1行目が一番多く、終盤にかけて徐々に作業量が減っています。

その他にも、後半パートの方が前半パートよりも作業量が多かったり、適度に曲線がギザギザしているため、この曲線は「定型」だと言えます。

(2)非定型

続いては非定型です。非定型には以下のような特徴が見られます。

  • 曲線の一部に大きい突出、または落ち込みが見られる
  • 曲線の凸凹(ギザギザ)が激しい、または少ない
  • 後半序盤の作業量が少ない
  • 前半よりも後半の作業量の方が少ない
  • ミスが多い
  • 作業量が少ない(1行平均15以下)

実際の例を見ていきましょう。

クレペリン検査の非定型

前半のパートを見てみると、曲線のギザギザがかなり大きいのが分かりますね。あまりにギザギザが大きいと、「感情が不安定」だと判断されてしまうため、あまり評価は良くないでしょう。

また、後半のパートは一見良さそうに見えますが、序盤の作業量が少ないため、これも非定型になってしまいます。(通常は、前半パートで計算に慣れて、休憩を挟んだ後半の序盤に作業量がグッと上がります。)

4クレペリン検査を導入している企業

クレペリン検査を採用試験として導入している企業をまとめてみました。

  • オリックス
  • SCSK
  • キリンビール
  • 帝人
  • デンソー
  • 日本航空
  • 東レ
  • ADEKA
  • JR各社
  • 公務員

結構色んな企業でクレペリン検査が使われていますね。

今年の採用試験でも導入されるかどうかは分かりませんが、対策しておくと安心です。

5クレペリン検査の対策・練習方法

最後まで引き伸ばしてしまいましたが、クレペリン検査の対策方法は「計算に慣れること」これに尽きます。

例えば「8+5」だったら、とっさに「3」と頭の中で変換できるようにしておくと、作業量も増えますし、本番焦る心配もなくなります。

また、ぶっつけ本番で挑むよりも、事前に家でクレペリン検査を体験しておくのもオススメです。

本番さながらの模擬試験用紙がついた対策本もあるので、不安な人は一冊購入しておくと良いでしょう。

6クレペリン検査のまとめ

  • クレペリン検査とは、ひたすら足し算する適性検査
  • 「作業量」「ミスの数」「作業曲線」が評価基準になっている
  • 結果には「定型」と「非定型」がある
  • クレペリン検査を実施している企業は意外と多い
  • 対策方法は計算慣れしておくこと
登録するだけでオファーが届くOfferBox

オファーボックス就活生なら絶対に登録しておきたいのがOfferBoxという逆求人サイトです。逆求人とは、企業側が学生にアプローチを仕掛けるという新たな採用形態で、現在7000以上の企業がOfferBoxを通じた採用活動を行っています。

オファーが届けば、選考スキップや特別選考への招待など数多くのメリットが得られるため、ぜひ活用しましょう。

【OfferBoxの主な参加企業】
東京海上日動、JCB、三井住友信託銀行、東京ガス、ヤマハ、ニトリ、クラレ、三菱マテリアル、富士フイルム、ライオン、ロッテ、キリン、森永乳業、豊田自動織機、日産自動車、クボタ、オムロン、楽天、サイバーエージェント、積水化学工業、など