就活の時期が近づくと、ゼミに入っていない人はこんな不安に襲われると思います。
「ノンゼミだと、就活不利になるのか!?」
わかります、その気持ち。私も、2chで「ゼミに入ってなくて就活詰んだwww」とかいうスレを見てガタガタ震えてました。
そこでこの記事では、「ノンゼミだと就活で不利になるのか」というテーマについて、私の実体験を踏まえて解説していこうと思います。
1ノンゼミの就活は不利なのか?
「ノンゼミは就活に不利なのか?」という不安を抱えている全国のノンゼミ生のみなさん。
結論から言います。
ゼミに所属していないことは、就活において不利になりません。
大事なことなので、もう一度言います。
「ノンゼミは就活で不利になりません」
まぁ間接的にちょっと不利になることはあるかもしれませんが、少なくともゼミに所属していないことが直接的に悪影響をもたらすことはないでしょう。
実際に、この記事を書いている私もゼミに所属していませんでしたが、普通に大手企業から内定もらえました。
あなたが思っているよりも、企業側は「ゼミに所属しているかどうか」なんて気にしていないと思います。
実際、私は20社くらい面接を経験しましたが、「なぜゼミに所属していないの?」と聞かれたことは1、2回しかありませんでした。(とはいえ、ゼミに所属しなかった理由はちゃんと考えておいた方が良いですよ。次の章で説明します。)
2ゼミに入っていない理由をどう説明するか?
「ゼミに入っていない理由をどう説明するべきか?」
これは多くのノンゼミ生が直面する問題でしょう。私もそうでした。
なぜなら私は、起業とか留学がしたくて、あえてゼミに入らなかった意識高い系ではなく、普通にゼミの試験で落ちたからです。
意外と面接では聞かれませんでしたが、「ゼミに入らなかった理由」については事前に考えておくといいでしょう。
ちゃんと理由を話せれば、ゼミに所属していなくても、評価が悪くなることはありません。
ちなみに私はこんなことを言ってました。
私がゼミに所属しなかった理由は、第一志望のゼミに落ちてしまったからです。私が志望していたゼミは倍率が高かったため、足切りとして英語の筆記試験が課せられていたのですが、当時の私はまだ英語力が乏しく、あっけなく落ちてしまいました。その後、2次募集があったのですが、興味のあるゼミがなかったので応募はしませんでした。また、英語の試験で落ちてしまったことをキッカケに英語学習に力を入れ始め、TOEICスコアを半年間で2倍にすることができました。
こんな感じで正直にゼミに落ちたことを話して、ついでにTOEIC頑張りましたアピールもしちゃってます。
他に理由があるとすれば、こんな感じでしょうか↓
・先輩からゼミの話を聞くと、ただ集まって雑談することが多く、あまり専門性が身につかないという実態があることを知った。それなら、他の講義を多くとって体系的に学んだ方が、自身のためにもなると考え、ゼミには所属しなかった。
・当時は資格勉強に力を入れていたため、そちらに集中したかった。ゼミに所属すると、どちらも中途半端になってしまうと考え、あえてゼミには入らなかった。
とにかく、ゼミに入らなかった代わりに、力を入れたことを語れると良いですね。
3 ESで所属ゼミや研究室の記入を求められた時は?
ESには必ずと言っていいほど、「所属ゼミ・教授名・研究室名」の記入項目があります。
ノンゼミの私にとっては、この項目にかなり悩まされました。
「ゼミに所属していないからといって、空欄で出したら落ちるんじゃないか?」
「嘘をついて、友達のゼミを書いてやろうかな」
そんな不安と葛藤があったからです。
ですが、ゼミに所属していない場合は、正直に「ゼミ未所属」とか「所属なし」と記入しましょう。
普通の企業なら、ゼミの欄が未記入だから落とす、なんてことはしないです。もし、それが理由で落とされても、「心が狭いんだなぁ。行かなくて良かった」と思うようにしましょう。
しかし、どうしても何か記入したい場合は、力を入れた講義について書くのもアリです。
4ノンゼミのデメリット
冒頭で、「ノンゼミは就活で不利にはならない」とは言いましたが、それでも間接的に不利になることはあります。
ここでは、私が感じたノンゼミのデメリットについて3つ紹介します。
(1)語れる経験が1つ少なくなる
面接では、学生時代の経験についてよく聞かれます。「学生時代に一番力を入れたことは何ですか?」とか「周囲と協力して成果を出した経験は何ですか?」とか、色んな角度から質問されます。
その際、ゼミに所属していたら、ゼミでの活動内容をエピソードトークの1つとして使えますが、ノンゼミの場合はそれがありません。
もちろん、ゼミに所属していた代わりに留学とかボランティアとか素晴らしい経験をしていたなら良いですが、私のようにダラダラと学生生活を過ごしていた人間にとっては、ゼミエピソードが使えなくなるのは死活問題です。
(2)情報収集がしづらい
ゼミに所属していると、ゼミ生の間で色んな情報共有が行われますが、ゼミに所属していないと、就活の情報がなかなか届きません。(私がボッチだったということもありますが…)
就活は情報戦みたいなところがあるので、この点はハッキリ言って不利になるでしょう。
私の場合は、ひたすら自分で調べたり、就活エージェントに協力してもらったりして、このハンデを何とか乗り越えてました。
(3)ゼミのOBOGがいない
ゼミに所属していると、OBOG訪問としてゼミの先輩に話を聞けることがあります。
特にゼミの教授がすごい人だった場合、大企業との繋がりがあって、社員を紹介してくれることもあるそうなので、その点はノンゼミ生にとって不利になりますね。
しかし今の時代、教授からの紹介がなくても専用サイトを使えば簡単にOBOG訪問ができるので、「コネがないからOB訪問ができない(悲)」という心配をする必要はありません。
5ノンゼミがとるべき就活戦略
ここからは、ノンゼミの私が大手企業に内定をとるために行った、就活戦略を紹介していきます。
(1)インターンシップに積極的に参加する
ゼミに所属していないと情報取集には苦労しますが、インターンで同じグループになった人と情報共有できれば、かなり捗ります。
特にインターンに参加している人は、それなりに就活に対する意識が高い人なので、情報の質が高いです。さらに、インターンに参加すると本選考で優遇されるケースも多いので、メリットだらけです。
時間の融通が利くのはノンゼミ生の特権なので、積極的にインターンに参加しましょう。
(2)OBOG訪問はやっておく
ゼミに入っている入っていないに関わらず、OB訪問は重要なので、やっておきましょう。
OB訪問から優遇ルートとか普通にあります。
先ほども紹介しましたが、ゼミの繋がりがなくても専用サイトやアプリを使えば簡単にアポ取れるので、早速登録してOBOGを探してみましょう。
(3)ゼミ以外に学業で頑張ったことを準備しておく
ノンゼミの人は、「ゼミの代わりに力を入れた講義・勉強は何ですか?」と聞かれることが多いので、学業面で頑張ったことを1つは用意しておくと良いでしょう。
学生の本分は勉強ですからね。いくらノンゼミが不利にならないといっても「学業面で頑張ったことはありません」なんて答えたら、さすがに面接官も評価しづらいです。
また、「なぜ、その講義・勉強に力を入れたのか?」「具体的にはどんな内容なのか?」といった質問にも併せて答えられるようにしておきましょう。
6【ノンゼミの就活】まとめ
ノンゼミだからといって、内定がもらえないわけでも、大企業に就職出来ないわけでもありません。ノンゼミの人でもしっかり準備して就活に望めば、必ず良い結果はついてきます。
しかし、油断は禁物です。
「ノンゼミだから内定を出さない」ということは無いと思いますが、ノンゼミであるがゆえに情報量が乏しくなるとか、エピソードが少なくなるとかの間接的な不利さはあります。
「ノンゼミでも就活には不利にならない」という言葉に満足せず、常に危機感を持って就活に臨んでください。
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