1JSOLとは
JSOLは、NTTデータと日本総研の合弁により設立された大手SI(システムインテグレーション)企業です。2006年に、日本総研から「日本総研ソリューションズ(現:JSOL)」が分社化。その後、2009年にNTTデータとの業務提携によって、現在の「JSOL」へと社名変更されました。
ERP事業に強みを持っており、製造・金融・公共など様々な分野での導入実績があります。
また、2020年10月には、理研と共同で新会社「理研数理」を設立するなど、新たなソリューションの創出に積極的な姿勢を見せています。
2JSOLの就職難易度
就活会議のデータによると、JSOLの就職(選考)難易度は「4.3/5.0」でした。
大手SIerには劣りますが、世間一般的に見ればJSOLの就職難易度は十分高い水準です。
また、選考倍率は40〜60倍と、SIerの中では高めです。これは、NTTデータやSCSK、その他大手SIerと比べて、JSOLの採用人数が少ないためでしょう。(採用人数に関しては後ほど紹介します。)
企業名 | 就職難易度 |
JSOL | 4.3 |
野村総合研究所 | 5.0 |
NTTデータ | 4.8 |
日本ユニシス | 4.7 |
NTTコムウェア | 4.4 |
伊藤忠テクノソリューションズ | 4.3 |
SCSK | 4.3 |
日立ソリューションズ | 4.1 |
*就活会議 参照
3JSOLの採用大学・学歴
(1)採用大学実績
マイナビのデータによると、JSOLの採用大学実績は以下の通りです。
<大学院>
会津大学、青山学院大学、宇都宮大学、愛媛大学、大阪大学、関西大学、関西学院大学、北里大学、九州大学、九州工業大学、京都工芸繊維大学、近畿大学、岐阜大学、熊本大学、群馬大学、慶應義塾大学、神戸大学、首都大学東京、中央大学、筑波大学、電気通信大学、東京大学、東京工業大学、東京理科大学、同志社大学、長岡技術科学大学、兵庫県立大学、広島大学、横浜国立大学、立教大学、立命館大学、龍谷大学
<大学>
青山学院大学、愛媛大学、大阪大学、大阪教育大学、大阪工業大学、大阪府立大学、大手前大学、関西大学、関西学院大学、京都産業大学、近畿大学、慶應義塾大学、高知工科大学、甲南大学、神戸大学、静岡大学、首都大学東京、昭和女子大学、上智大学、成蹊大学、千葉工業大学、中央大学、東京工科大学、東京電機大学、東京都市大学、東京理科大学、東洋大学、同志社大学、獨協大学、奈良女子大学、日本大学、日本女子大学、一橋大学、法政大学、宮城大学、武庫川女子大学、明治大学、横浜国立大学、立教大学、立命館大学、早稲田大学出典:マイナビ
(2)内定者の大学群別の割合
次はより具体的な採用大学実績を見ていきましょう。
就職四季報に掲載されているJSOLの採用データをもとに、内定者の出身大学と採用人数をまとめました。
2021年度内定者の出身大学(大学・人数)
【大学】
大阪大学3、早稲田大学3、同志社大学3、京都大学1、名古屋大学1、新潟大学1、鳥取大学1、高知大学1、慶應義塾大学1、中央大学1、立命館大学1、近畿大学1
【大学院】
東北大学3、早稲田大学3、京都大学2、近畿大学2、東京大学1、東京農工大学1、筑波大学1、金沢大学1、新潟大学1、徳島大学1、鹿児島大学1、九州工業大学1、慶應義塾大学1、明治大学1、中央大学1、マニトバ大学1
※参考:就職四季報 2022年度版
2020年度内定者の出身大学(大学・人数)
【大学】
早稲田大学4、慶應義塾大学3、同志社大学3、大阪大学2、関西大学2、東京外国語大学2、東京理科大学1、立教大学1、法政大学1、東洋大学1、武蔵野大学1、関西学院大学1、近畿大学1、滋賀大学1、同志社女子大学1、学習院女子大学1、お茶の水女子大学1
【大学院】
東京大学1、一橋大学1、大阪大学1、京都大学1、名古屋大学1、金沢大学1、岐阜大学1、千葉工業大学1、九州工業大学1、芝浦工業大学1、電気通信大学1、立命館大学1、関西大学1、関西学院大学1
2019年度内定者の出身大学(大学・人数)
【大学】
早稲田大学2、法政大学2、千葉工業大学2、大阪大学1、神戸大学1、滋賀大学1、兵庫県立大学1、下関市大学1、宮城大学1、大阪府立大学1、大阪工業大学1、岡山大学1、芝浦工業大学1、東京都市大学1、東京電機大学1、青山学院大学1、中央大学1、日本大学1、同志社大学1、立命館大学1、関西大学1、京都女子大学1
【大学院】
東京理科大学3、電気通信大学2、大阪大学1、神戸大学1、筑波大学1、北海道大学1、関西学院大学1、東京電機大学1、北里大学1、立命館大学1、千葉工業大学1
2018年度内定者の出身大学(大学・人数)
【大学】
同志社大学3、法政大学2、関西学院大学2、青山学院大学1、大阪市立大学1、金沢大学1、日本大学1、専修大学1、明治大学1、立命館大学1、関西大学1、近畿大学1、東京都市大学1
【大学院】
東京大学3、東北大学2、和歌山大学2、九州大学1、東京都立大学1、千葉大学1、筑波大学1、創価大学1、電気通信大学1
※難関国立大・・・旧帝大、一橋大、東工大、神戸大
※準難関国立大・・・新潟大、金沢大、千葉大、筑波大、岡山大、広島大、熊本大、都立大、大阪市大、横浜国立大
JSOLの内定者のボリューム層は、難関国立大や、早慶上智・関関同立などの難関私立大です。
日東駒専や産近甲龍より下の大学になってくると、学歴フィルターに引っかかってしまうかもしれません。
より詳しい情報は「就職四季報」に記載されています。5000社もの情報が網羅されており、就活生には必須の1冊なので、持っていない方は購入をオススメします。
4JSOLの採用人数
JSOLの直近の採用人数は36人です。
男女別
年度 | 男女別(男性・女性) |
2021年 | 36人(25・11) |
2020年 | 41人(24・17) |
2019年 | 38人(29・9) |
2018年 | 29人(20・9) |
専攻別
年度 | 専攻別(文系・理系) |
2021年 | 36人(14・22) |
2020年 | 41人(24・17) |
2019年 | 38人(8・30) |
2018年 | 29人(10・19) |
大卒修士別
年度 | 大卒修士別(大卒・修士) |
2021年 | 36人(18・18 ) |
2020年 | 41人(27・14) |
2019年 | 38人(25・13) |
2018年 | 29人(17・12) |
【2021年の内定者数 比較】
JSOL 36人
NTTデータ 516人
野村総合研究所 385人
伊藤忠テクノソリューションズ 162人
SCSK 278人
ニッセイ情報テクノロジー 96人
日立ソリューションズ 135人
日本ユニシス 136人
NTTコムウェア 157人
5JSOLの選考フロー
説明会(必須)→エントリーシート→WEBテスト(Webテスティング)→1次面接→2次面接→最終面接→内定
JSOLの選考では、志望度の高さを重視していると推測されます。
なぜなら、内々定を出しても業界大手に流れてしまう学生が毎年一定数いるからです。(辞退者が大量に出てしまうのは、会社としては避けたいことなのです。)
そのため面接官は、「IT企業の中でも、なぜJSOLなのか?」「JSOLに入ってどんなことをやりたいのか?」など、入社意欲をはかる質問をよくしてきます。
インターンやOB訪問等を通じて、企業理解・業務理解を深め、これらの質問に対して明確に答えられるようにしておきましょう。
6【JSOL 就職難易度】まとめ
JSOLの就職難易度や学歴について紹介しました。ぜひ就職活動や転職活動の参考にしてみてください。
- NTTデータと日本総研の合弁により設立されたSI企業
- ERP事業が強く、製造・金融・公共など様々な分野での導入実績がある
- 新会社を設立するなど、新たなビジネス展開に積極的
- 就職難易度は4.3/5.0と高め(※就活会議調べ)
- 選考倍率は40〜60倍
- 内定者のボリューム層は難関国立大
- 直近の採用人数は36人
- 同業他社と比べると採用人数は少なめ
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