就職難易度

楽天グループの就職難易度や内定者の学歴は?採用大学や採用人数を調査

楽天グループの就職難易度

1楽天とは

楽天グループ株式会社(以下:楽天)は、大手ネット通販「楽天市場」を運営する企業です。1997年2月に株式会社エム・ディー・エムとして設立されました。

Eコマースを中心に、旅行、デジタルコンテンツ、銀行、証券、保険、電子マネー、プロスポーツなど多岐にわたる分野で事業を展開しています。

また、19年には通信事業にも参入し、第4の携帯電話事業者として注目されています。現在は、基地局投資やローミング費などがかさみ赤字となっていますが、運用コストを低減する「仮想化通信技術」の海外展開により、収益向上を目指しています。

2楽天の就職難易度

就職人気度や平均年収から、楽天の就職難易度を推測していきます。

まずは、就職人気度から見ていきます。

就活サイト「キャリタス」のアンケート調査によると、楽天の就職先人気ランキングは、4位でした。

1位 損害保険ジャパン
2位 伊藤忠商事
3位 東京海上日動
4位 楽天グループ
5位 ニトリ

※参考:キャリタス就活|就職希望企業ランキング

ソニーや三菱商事などの有名企業よりも上位であり、人気の高さがうかがえます。採用人数にもよりますが、人気がある企業ほど倍率も高くなるので、入社は難しくなります。

続いては、年収情報を見ていきます。

平均年収:756万円(平均34歳)
初任給:30万円(大卒)、31万円(修士)

一般的な34歳の平均年収が448万円*であるため、そこから考えると楽天の平均年収は300万円以上高いことになります。また、初任給は30万円となっており、日系企業の中ではトップクラスです。

※参考:doda|平均年収ランキング(年代別・年齢別の年収情報) 【最新版】

年収が高い企業ほど優秀な学生が集まりやすいため、選考の難易度は高くなる傾向があります。特に楽天の応募者は、起業精神や成長思考が強い人が多いため、応募者のレベルは高いと考えられます。

以上のことを踏まえると、楽天の就職難易度は高く、NTTドコモやKDDIなどの大手通信会社に匹敵するほどだと推測されます。

また、楽天を志望する就活生の方には、OfferBoxがオススメです。

OfferBoxを通じて楽天からオファーを貰うと、インターンや特別セミナーに招待されることがあるため、ぜひ利用してみると良いでしょう。

3楽天の採用大学・学歴

(1)採用大学実績

マイナビのデータによると、楽天の採用大学実績は以下の通りです。

<大学>
会津大学、青山学院大学、岩手県立大学、大阪大学、大阪芸術大学、大阪市立大学、大阪電気通信大学、大阪府立大学、お茶の水女子大学、香川大学、鹿児島大学、神奈川大学、金沢工業大学、関西大学、関西学院大学、学習院大学、北九州市立大学、九州大学、九州工業大学、京都大学、京都府立大学、近畿大学、熊本大学、慶應義塾大学、神戸大学、公立はこだて未来大学、国際基督教大学、国士舘大学、駒澤大学、埼玉大学、佐賀大学、滋賀大学、静岡大学、首都大学東京、上智大学、成蹊大学、専修大学、多摩美術大学、千葉大学、千葉工業大学、中央大学、中京大学、筑波大学、津田塾大学、デジタルハリウッド大学、電気通信大学、東海大学、東京大学、東京外国語大学、東京学芸大学、東京工科大学、東京工業大学、東京工芸大学、東京女子大学、東京農工大学、東京理科大学、東北大学、東北学院大学、東洋大学、同志社大学、獨協大学、長岡技術科学大学、長崎大学、名古屋大学、日本大学、日本女子大学、一橋大学、広島大学、広島市立大学、福岡大学、福岡工業大学、福岡女子大学、法政大学、北海道大学、武庫川女子大学、武蔵野美術大学、明治大学、明治学院大学、山口大学、横浜国立大学、横浜市立大学、立教大学、立正大学、立命館大学、立命館アジア太平洋大学、和歌山大学、早稲田大学

参考:マイナビ

(2)内定者の大学群別の割合

次は、より具体的な採用実績を見ていきましょう。

週刊誌AERA(朝日新聞出版)に掲載されているの採用データをもとに、内定者の主な出身大学と採用人数をまとめました。

【2020年度内定者の主な出身大学(大学名・人数)】

早稲田大学91、慶應義塾大学82、明治大学43、上智大学37、青山学院大学37、一橋大学29、法政大学28、東京大学27、立教大学24、立命館大学24、同志社大学23、関西学院大学20、中央大学15、東京工業大学14、京都大学12、国際基督教大学12、関西大学10、筑波大学8、大阪大学7、東京外国語大学7、東洋大学7、千葉大学6、横浜国立大学6、学習院大学6、日本大学6、駒澤大学6、近畿大学6、明治学院大学6、神戸大学5、名古屋大学5、東京理科大学5、津田塾大学5、成蹊大学4、北海道大学3、東北大学3、成城大学3、國學院大学3、専修大学3、南山大学3、甲南大学3、龍谷大学3、西南学院大学3、九州大学2、東京女子大学2、国際教養大学1、昭和女子大学1、東海大学1、同志社女子大学1、

参考:AERA 2020年10月26日号

楽天の採用大学※中堅私立大・・・学習院大、成蹊大、成城大、明治学院大、國學院大
※難関国立大・・・旧帝大、一橋大学、東工大、神戸大
※準難関国立大・・・千葉大、筑波大、岡山大、横浜国立大、国際教養大、東京外国語大、国際基督教大

こうしてみると、早慶上理やMARCHなど難関私立大の採用が目立ちます。中でも早稲田と慶應の採用が圧倒的に多く、両校だけで年間170人程度の内定者を出しています。

日東駒専以下の大学からも一定数採用されていますが、数はそこまで多くないようです。

4楽天の採用人数

楽天では年々採用人数を増やしており、2020年度には777人を採用しています。

過去3年間の採用人数(男・女)

2020年 777人(404・373)
2019年 395人(218・177)
2018年 360人(193・167)

コース別採用人数

ビジネス総合コース(600人程度)
FinTechコース(50名程度)
知財コース(若干名)
法務コース(若干名)
財務経理コース(若干名)
クリエイティブコース(若干名)

5楽天の選考ポイント

楽天では、求める人物像として「楽天主義を理解し、共感し、実行に移すことができる方」を掲げています。

楽天主義ついては、同社の選考を受けるのであれば、一度は目を通しておくと良いでしょう。

参考:楽天グループ株式会社|楽天主義

中でもキーワードとなるのは、「チームワーク」「改善・前進」「スピード」です。

これまで楽天は、楽天市場にはじまり、フィンテックや通信事業など市場の変化に合わせ多種多様なサービスを次々と展開してきました。

また、社員の4人に1人が外国籍と社内のグローバル化も進んでいるため、異文化コミュニケーションも求められています。

以上のことを踏まえると、「スピード感を持って常に改善・前進しながら、多様なメンバーと協力して成果を出せる人材」こそ、楽天が求めている人物像だと言えるでしょう。

6【楽天 就職難易度】まとめ

楽天の就職難易度や学歴について紹介しました。ぜひ就職活動や転職活動の参考にしてみてください。

  • 大手ネット通販「楽天市場」を運営
  • 事業領域はEコマース、旅行、金融など幅広い
  • 就活生からの人気が高く、就職難易度は大手通信会社に匹敵
  • 採用人数は700人超
  • 早慶上理、MARCHなど難関私立大の採用が多い
  • 内定を得るには楽天主義の理解が重要
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