就職難易度

味の素の就職難易度や学歴フィルターは?採用大学や選考ポイントについて解説

味の素株式会社は、食品やアミノ酸を中心とした製品で知られる世界的な企業です。

本記事では、味の素の企業概要から強み、年収、採用動向、競合他社との比較、選考内容までを詳しく解説し、味の素の就職難易度を網羅的にご紹介します。

味の素の概要

味の素は1909年に創業され、うま味調味料「味の素」の販売から始まり、現在では食品、アミノ酸、医薬、ヘルスケアといった幅広い分野で事業を展開しています。

海外売上比率が高く、グローバル展開にも力を入れており、特に東南アジアや南米で強いプレゼンスを誇ります。

味の素の強み

  1. アミノ酸技術の世界的リーダー:バイオ・ファイン技術を活用したアミノ酸製品は、食品・医薬・スポーツ栄養などに応用されています。
  2. 健康志向・サステナブル志向:”Eat Well, Live Well.”のスローガンのもと、健康と環境に配慮した製品開発に注力。
  3. グローバル展開:30ヵ国以上に拠点を持ち、売上の約7割が海外事業によるもの。
  4. 研究開発への積極投資:R&D投資を強化し、製品革新と持続可能な成長を追求。

味の素の就職難易度

味の素は日系グローバル企業として高い知名度と安定性を誇るため、学生からの人気が非常に高い企業のひとつです。とくに理系学生や国際志向の強い学生にとっては、魅力的な就職先であり、就職難易度は高めです。

味の素の年収

有価証券報告書によると味の素の平均年収は1047万円で、食品業界では上位に位置します。新卒初任給は学部卒で月給23〜25万円程度、修士卒では25〜27万円程度です。賞与は年2回で、業績に連動する制度となっています。

管理職になると年収は1000万円を超えるケースもあり、給与水準は比較的高めです。

味の素の就活生人気度

味の素は「食品業界で働きたい企業ランキング」などでも上位常連で、非常に高い人気を誇ります。ITmediaビジネスオンラインが発表した2026年卒の就職人気企業ランキングによると、味の素は全体2位となっており、就活生から圧倒的な人気を集めていることが分かります。

特に、研究職や海外志向の学生からの評価が高く、知名度・安定性・やりがいの三拍子揃った企業と見なされています。

味の素の採用人数

味の素の年間採用人数はおおよそ100~120名です。職種は研究職、技術職、営業職、企画職、国際事業など幅広く、新卒採用では理系が多い一方で、文系職種の採用も一定数行われています。

採用人数(2024年)

採用人数 専攻別内訳 大卒修士別内訳 男女別内訳
文系 理系 大卒 院卒
120人 41 79 46 74 69 51

味の素の採用大学

採用大学は東京大学、京都大学、大阪大学、東北大学、名古屋大学、早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、東京理科大学など、難関国公立や有名私立大学が多くを占めています。特に理系大学院生の採用比率が高いのも特徴です。

【24年4月入社者の採用実績校】

【文系】(大)早大13 慶大8 立命館大4 神戸大 阪大 同大 滋賀大 青学大 日女大各2 他
【理系】(院)東工大9 慶大 九大各8 東大 東理大各7 東北大5 他

【23年4月入社者の採用実績校】

【文系】(大)早大8 一橋大5 慶大4 立教大 立命館大各3 他 *計19校
【理系】(院)京大12 慶大8 北大 東北大各6 東大5 他 *計24校

【22年4月入社者の採用実績校】

【文系】(大)慶大9 早大5 一橋大 東京外大各4 上智大 同大各2 他 *計19校
【理系】(院)東大7 九大 東北大 東工大 早大各5 京大3 他 *計21校

【21年4月入社者の採用実績校】

【文系】一橋大6 早大5 慶大3 九大 ICU各2 他 *計16校
【理系】京大 慶大各4 早大 東大 東北大各3 他 *計15校

【20年4月入社者の採用実績校】

【文系】早大 慶大各6 阪大3 関西学大2 他 *計10校
【理系】慶大 早大各4 東大 京大 北大 九大各2他 *計15校

※データは『就職四季報』(東洋経済新報社)より引用

競合他社との比較

企業名 平均年収 採用人数 人気度 主な採用大学
味の素 1047万円 約120名 非常に高い 東大、京大、早慶、旧帝大等
明治ホールディングス 770万円 約30名 非常に高い 早慶、上位国公立
キッコーマン 790万円 約30名 高め 有名私大、旧帝大
ハウス食品 765万円 約50名 中〜高 MARCH、関関同立、国公立大学

味の素は給与水準、採用大学、知名度の点で他社を上回ることが多く、就職難易度は業界内でも高めといえるでしょう。

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味の素の選考内容

選考フローは以下の通りです。

  1. エントリーシート(ES)提出(志望動機・自己PR・研究内容など)
  2. Webテスト(玉手箱:言語・計数・英語・性格検査)
  3. 一次面接(若手社員・人事)
  4. 二次面接(部課長クラス)
  5. 最終面接(役員クラス)

玉手箱はスピードと正確性が求められる形式で、特に英語や図表読み取りの問題で差が出やすいため、事前の対策が重要です。

味の素の選考ポイント

  1. グローバル志向の有無:海外展開が強い企業のため、国際志向や語学力が重視されます。
  2. 研究・技術への理解:理系学生は自らの研究内容を企業にどう応用できるかを説明する必要があります。
  3. 多様性・チームワークへの適性:多国籍な職場環境やチームでの業務遂行力を評価されます。
  4. 玉手箱対策:非言語・英語を中心とした問題対策が内定へのカギとなります。

まとめ

味の素は、高い企業ブランド、グローバルな事業展開、給与水準の高さ、研究開発力などを背景に、就職先として非常に人気の高い企業です。就職難易度もそれに比例して高く、特に理系学生にとっては玉手箱対策や研究内容の明確化が重要な準備ポイントとなります。

食品業界で国際的なキャリアを築きたい方にとって、味の素は非常に魅力的な選択肢であり、事前準備を徹底することで十分に内定獲得の可能性がある企業といえるでしょう。

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