味の素冷凍食品株式会社は、冷凍食品市場におけるトップクラスのシェアを誇る企業です。本記事では、味の素冷凍食品の企業概要や就職難易度、採用大学、採用人数までを詳しく解説し、就活生に向けて有益な情報を提供します。
味の素冷凍食品の概要
味の素冷凍食品は、味の素グループの一員として冷凍食品事業を担う中核企業です。餃子、炒飯、パスタなどの家庭用および業務用冷凍食品を幅広く展開しており、特に冷凍ギョーザは国内シェア首位を誇ります。また、国内外に製造・販売拠点を持ち、アジアをはじめとする海外展開にも積極的です。
味の素冷凍食品の強み
- トップシェアの冷凍餃子:国内冷凍餃子市場で圧倒的なシェアを誇る「ギョーザ」シリーズが主力商品。
- 研究開発力:味の素グループのR&D機能を活かし、味や品質、保存性、安全性に優れた製品を開発。
- 製造・物流の強み:国内外に複数の工場を有し、効率的かつ高品質な製品供給体制を構築。
- グローバル展開:北米やアジアに販売網を広げ、現地ニーズに合わせた製品を展開。
味の素冷凍食品の就職難易度
就活会議のデータによると、味の素冷凍食品の就職難易度は「4.2/5.0」です。味の素の子会社ということもあり、就活生からの認知度は高く、難易度も高めです。
企業名 | 就職難易度 |
味の素冷凍食品 | 4.2 |
日清食品 | 4.6 |
ニチレイ | 4.6 |
マルハニチロ | 4.3 |
ニッスイ | 4.2 |
テーブルマーク | 4.1 |
東洋水産 | 3.9 |
また、一般消費者向けの商品を多く扱っている食品業界は、他の業界に比べて選考倍率が高くなる傾向があります。就職四季報のデータによると、味の素冷凍食品の2024年の倍率は事務系総合職で81倍、技術系総合職で76倍となっていました。
味の素冷凍食品の採用大学・学歴
(1)採用大学実績
過去7年間の採用データによると、味の素冷凍食品の採用大学実績は以下の通りです。
<大学院>
東京大学、京都大学、大阪大学、北海道大学、東北大学、名古屋大学、九州大学、筑波大学、岡山大学、広島大学、愛媛大学、岐阜大学、山口大学、静岡県立大学、東京工業大学、東京農工大学、金沢工業大学、豊橋技術科学大学、奈良先端科学技術大学院大学、長岡技科大学、北里大学、横浜市立大学、慶應義塾大学、東京理科大学、明治大学、学習院大学、日本大学、東京海洋大学、立命館大学、東京都立大学、岩手大学、東京薬科大学、長崎大学、京都府立大学、秋田県立大学
<大学>
東北大学、神戸大学、横浜国立大学、横浜市立大学、筑波大、玉川大学、徳島大学、お茶の水女子大学、日本女子大学、奈良女子大学、酪農学園大学、長岡技科大学、人間総合科学大学、麻布大学、早稲田大学、青山学院大学、明治大学、中央大学、法政大学、立教大学、國學院大学、明治学院大学、日本大学、専修大学、駒澤大学、大阪府立大学、立命館大学、同志社大学、関西学院大学、関西大学、京都産業大学、近畿大学、西南学院大学、東京外国語大学、東京家政大学、東京工科大学、東京農工大学、東京農業大学、千葉商科大学、実践女子大学、静岡大学、神奈川大学、京都府立大学、金沢工業大学、芝浦工業大学
(2)内定者の大学群別の割合
次はより具体的な採用大学実績を見ていきましょう。過去3年分の採用大学の内訳です。
【24年4月入社者の採用実績校】
【文系】(大)関西学大3 法政大2 お茶女大 関大 実践女大 専大 筑波大 中大 明大 國學院大各1
【理系】(院)九大 都立大 東理大 奈良先端科技院大 名大各1 (大)東京農業大2 静岡大 法政大各1
【23年4月入社者の採用実績校】
【文系】(大)同大2 横浜市大 関大 中大 京都府大 神奈川大各1 *計6校
【理系】(院)東京薬大 東京海洋大 岩手大各1 (大)金沢工大1 *計4校
【22年4月入社者の採用実績校】
【文系】(大)立命館大 明大 青学大 日大 関大 駒澤大各1 *計6校
【理系】(院)東大 東北大 長崎大 都立大 京都府大 秋田県大各1 (大)東北大 芝工大 近大 神奈川大各1 *計9校
※データは『就職四季報』(東洋経済新報社)より引用
味の素冷凍食品の内定者の学歴を見ると、難関国立大から日東駒専・産近甲龍クラスまで幅広く採用を行っています。学歴フィルターは比較的緩やかといえるでしょう。
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味の素冷凍食品の採用人数
味の素冷凍食品の採用人数は年度により変動がありますが、年間15〜25名程度です。職種は研究開発、品質保証、生産技術、営業、マーケティング、管理系など多岐にわたります。
採用人数(2024年)
採用人数 | 専攻別内訳 | 大卒修士別内訳 | 男女別内訳 | |||
文系 | 理系 | 大卒 | 院卒 | 男 | 女 | |
22人 | 13 | 9 | 17 | 5 | 10 | 12 |

同業他社との採用人数比較(2024年)
- 味の素冷凍食品 22人
- 日清食品 102人
- ニチレイ 84人
- テーブルマーク 20人
- マルハニチロ 88人
- ニッスイ 32人
- 東洋水産 21人
味の素冷凍食品の選考フロー
味の素冷凍食品の選考フローは以下の通りです。特に書類選考通過率は30%程度しかなく、非常に狭き門となっています。そのため、ES対策やWebテスト対策は徹底的に行いましょう。
- エントリーシート(志望動機・自己PRなど)
- Webテスト(形式は年度により異なるが、玉手箱やSPIが主)
- 一次面接(人事・若手社員)
- 二次面接(部課長クラス)
- 最終面接(役員面接)
味の素冷凍食品の選考ポイント
- 食品業界への熱意:冷凍食品の可能性や社会貢献性について語れるかが評価されます。
- チームワーク・柔軟性:製造・研究・営業など多部門連携の必要性から、協調性が重視されます。
- 論理的思考力:エントリーシートやWebテストでは論理性・構成力が問われます。
- キャリアプランへの理解:「家庭用営業と業務用営業どちらをやりたいか」「どの職種でどんなことをしたいか」などキャリアプランについてよく聞かれます。
【味の素冷凍食品 就職難易度】まとめ
味の素冷凍食品は、冷凍餃子やチャーハンといったヒット商品を生み出し続ける冷凍食品業界のリーディングカンパニーです。味の素グループの一員としての安定性と成長性を兼ね備え、文系理系を問わず人気を集めています。
食品業界、特に冷凍食品分野で専門性を活かしたい学生にとって、味の素冷凍食品は非常に魅力的な就職先といえるでしょう。それゆえに倍率は高く就職難易度は非常に高いため、OB訪問や逆求人などをうまく活用して少しでも優位に選考を進めていきましょう。


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