この記事では、オリックスの選考対策について解説しています。
オリックスの内定が欲しい人、オリックスの選考を受けようと思っている人は必見です。
1オリックスの特徴や強み
志望動機を語る上では、その企業の特徴や強みを抑えておく必要があります。会社の特徴・強みを把握することで、志望動機を明確に答えられるようにしましょう。
強み・特徴① 多角的な事業展開
リースから事業をスタートさせたオリックスは、今や保険、不動産、環境エネルギー、農事業など幅広い分野に事業を展開しています。
例えば、東京スカイツリーに併設されている「すみだ水族館」の運営もオリックスが手掛けており、事業範囲の広さがうかがえますね。
このようにオリックスでは多角化戦略を推進しており、バランスの取れた事業ポートフォリオを強みとしています。
また、グループ企業や部門間の垣根が低く、横との繋がりが強いため、顧客に対して総合的なソリューションができる点も強みです。
強み・特徴② コンセッション事業のパイオニア
コンセッションとは、水道や空港、高速道路などの公共施設の運用を民間企業が手がけること。施設の所有権は、自治体や国などの公的機関が保有したままで、運営を企業に任せるというイメージです。
そして、オリックスはコンセッション事業のパイオニアとして、2016年に国内初となる国際空港(関西国際空港・大阪国際空港)の運営をスタート。その2年後の2018年には静岡県浜松市で下水道処理場の運営をスタートさせました。
強み・特徴③ 柔軟なキャリア
オリックスには決まったキャリアがなく、自分の可能性を限定することのない自由闊達なキャリア形成が可能です。
これは、多様な事業分野に着手しているオリックスだからこそ実現できる1つの特徴と言えるでしょう。
社内インターン制度やキャリアチャレンジ制度など、キャリア形成を支援するための人事制度も整っています。
2オリックスの志望動機例
上記の強み・特徴を把握した上で、オリックスの志望動機例を見ていきましょう。
【志望動機例①】
金融を軸に不動産、環境エネルギー、事業投資など、事業領域が非常に広く、様々なことに挑戦できる環境があるから。また、社内インターン制度やキャリアチャレンジ制度などの人事制度も整っており、型にはまらない多様なキャリアを選択できる点に魅力を感じた。
【志望動機例②】
商品の幅が広いため、提案の幅も広がり柔軟な営業ができると思ったから。1つの商品を売るのではなく、顧客のニーズや課題を汲み取って、自らの提案でソリューションに導く営業がしたくオリックスを志望した。
【志望動機例③】
OBの〇〇さんがおっしゃってた「良い意味で将来のキャリアがイメージできない」という言葉に魅力を感じた。私の性格やこれまでの経験から、レールに沿ったキャリアを歩むよりも、そっちの方がマッチすると思い志望した。
【志望動機例④】
時代やニーズの変化に合わせて、戦略的に事業を展開している点に将来性を感じたため。今後、社会の課題やニーズがますます複雑・多様化していくと推測されるが、オリックスならそういった変化にも柔軟に対応できると考えた。
3オリックスの過去質問集
学生時代に関する質問
- 学生時代に力を入れてきたことは何か?
- それ以外に力を入れたことは何か?
- 大学ではどんな勉強をしているか?
人間性に関する質問
- 強み弱みは何か?
- 長所をどのようにオリックスで活かしていくか?
- 現在の大学・専攻を選んだ理由は何か?
志望動機に関する質問
- オリックスに興味を持ったキッカケは何か?
- どの事業に興味があるか?
- なぜその事業に興味があるのか?
- オリックスでのキャリアプランは?
- 入社後どんな風に成長していきたいか?
- オリックスのイメージは何か?
- オリックスのCMを見て感じた事や印象は?
- オリックスが抱えている課題は何だと思うか?
- 他社の選考状況はどうか?
- 他社を志望する理由は何か?
幼少期に関する質問
- 小中高では何部に所属していたか?
- そこでの役割は何だったか?
- 幼少期はどんな子供だったか?
少し変わった質問
- あなたにとって働くとは何か?
- なぜ就職する必要があるのか?
- あなたが経営者なったときに、どのような人材を採用するか
4オリックス選考突破の鍵はOB訪問?
オリックスでは、ビズリーチキャンパスというサイトからのOB訪問を受け付けています。ここからOB訪問を申し込めば、出身大学が異なる社員にも会うことができるので、いろんなキャリアの人の話を聞くことができます。
また、ビズリーチキャンパスに掲載されているオリックスの社員は全て企業公認なので、OB訪問の有無や評価が人事部に報告されている可能性が非常に高いです。
実際に、内定者の中には「OB訪問を通じて情報収集が良くできていた」と評価された人もいるため、オリックスの内定が欲しい人は積極的に行いましょう。
5オリックスの選考フロー
WEBテスト(玉手箱)→エントリーシート・筆記試験(クレペリン検査)→1次面接→2次面接→最終面接→内定
(1)書類選考
オリックスの書類選考は「クレペリン検査」が鬼門です。「クレペリン検査」とは、隣同士の数字をひたすら足し算する性格検査で、計算量が非常に多く集中力と忍耐力が必要になります。
オリックスでは、このクレペリン検査の結果でかなり落とされるようなので、事前にどういったテストなのか把握しておくと良いでしょう。
クレペリン検査に関しては、下の記事で詳しく説明しているので、併せて読んでみることをオススメします。↓
【ES設問】
・オリックスに興味を持った理由、出来事などがあれば教えてください。(300字以内)
・ご自身の思う強みや長所を教えてください。(300字以内)
・大学時代に積極的に取り組んだ授業を教えてください。(300字以内)
・今までの経験の中で、主体的に行動し周囲を巻き込み成し遂げた1番の経験・エピソードを教えてください。(400字以内)
(2)1次面接
1次面接は現場の社員と1対1の個人面接です。
聞かれることはオーソドックスなことばかりで、「ガクチカ」「志望動機」「入社後やりたいこと」などがメインです。
時間が20分程度と短い上に、面接慣れしていない社員も多いため、いつも以上に分かりすく簡潔に答えることを意識しましょう。
また、面接時間の半分以上が逆質問だった人もいるため、しっかりと質問は用意しておきましょう。
1次面接でよく聞かれる質問
・学生時代に力を入れたことは何ですか?
・志望動機は何ですか?
・入社後にどんな仕事をしたいですか?
・逆質問はありますか?
(3)2次面接
2次面接は、学生1人に対して社員2人(人事・事業部長or課長)で行われます。
面接時間は約30分間で、内定者によると1次面接の時よりもやや堅い雰囲気だったそうです。(面接官によって変わるので参考程度に)
1次面接は広く浅く質問されるのに対し、2次面接ではかなり深掘りされます。特に 志望動機についてはよく聞かれるそうなので「なぜオリックスなのか」「入社後どんなことをやりたいのか」といった点は面接前にもう一度整理しておきましょう。
また、1つの事業に固執するのではなく、「様々な事業に挑戦したい!」という姿勢を見せることも重要です。
オリックスは一昔前はリースの会社と言われていましたが、今では不動産、再エネ、農事業など、あらゆる事業に多角化しており、仕事のフィールドは幅広いです。
そのため、希望する事業や部署があるからといって、必ずしもそこに配属されるわけではありません。さらに、入社後のローテーションも多いため、ほとんどの社員は様々な仕事を経験しています。
もちろん、「この事業でこんな事を実現したい!」という想いを持つことは大切ですが、1つの事業に拘りすぎないよう注意しましょう。
(4)最終面接
最終面接は学生1人に対し社員2人(営業部長・人事部長)で行われ、面接時間は30分程度です。
内定者の体験談から、オリックスの最終面接では『志望度の高さ』と『人間性』を見られていると推測されます。
まず『志望度の高さ』に関しては、「なぜオリックスなのか」という基本的なことはもちろん、「オリックスの課題点は何か?」「入社後のキャリアプランは考えているか?」など少し変わった角度からも質問してきます。
しっかり企業を理解していないと具体的に答えられないので、企業分析やOB訪問等は手を抜かずやりましょう。
次に『人間性』に関しては、幼少期〜大学入学前のことについて深掘りすることで、その人の性格や価値観を探っていると考えられます。実際、過去の最終面接では「幼少期はどんな子供だったのか」「小中高で力を入れたことは何か」などの質問をされた人が多くいました。
人間の人格は幼少期で決まると言われているため、こういった質問をすることで、その人が持つ本来の人間性を探っているのでしょう。
また、「なぜ就職するのか?(起業や大学院進学などではなく)」という質問をされた学生もおり、周りに流されるのではなく、しっかりと考えながら行動できているかどうかも見られていると推測されます。
6オリックスの求める人材
オリックスでは、求める人物像として以下を掲げています。
- Creativity(絶えず新たなビジネスを自ら創り出す人材)
- Challenge(「高い専門性」を身につけ、「チャレンジ」し続けられる人材)
- Team Play(多様な価値観を認め、周囲を巻き込みながら主体的に行動できる人材)
それぞれ詳しく見ていきましょう。
クリエイティビティ
クリエイティビティな人物とは、すなわち「固定観念に囚われず、柔軟な発想で新しいビジネスを自ら生み出すことができる人」を指します。
事業展開の歴史から分かるように、オリックスは時代のニーズをいち早く察知して、様々なビジネスを新たに開拓してきた会社です。
そして、これからも新しいニーズに応えていくため、会社としては上記のような人材を欲しています。
チャレンジ
オリックスが掲げるチャレンジな人をもう少し細かく言うと「高い専門性を身につけ、常に新しいことにチャレンジできる人」です。
オリックスでは様々な事業を展開しているため、部署異動するだけで、まるで他の会社に転職したかのような感覚になります。
さらに、ジョブローテーションが多いため、新たに知識を身につける機会が多くあります。
そのため、一から学ぶことを厭わず、チャレンジし続けられる人が、オリックスに向いていると言えるでしょう。
チームプレイ
チームプレイができる人とは、ただ単に協調性がある人ではなく「多様な価値観を認め、周囲を巻き込みながら主体的に行動できる人」です。
オリックスは現在、約40の国と地域に事業を展開しており、社内にも様々な国籍の社員が在籍しています。
また、事業部の垣根を超えて一緒に仕事をする機会も多いため、オリックスでは上記のようなチームプレイができる人材を求めています。
7オリックスの選考対策 まとめ
オリックスは金融業界の中でも人気の企業であるため、しっかり対策して選考に臨みましょう。
- 業界の枠にとらわれず、幅広く事業を展開している
- 柔軟なキャリアを選択できる
- 1つの事業に固執するよりも、複数の事業に興味があることをアピールする
- 型にハマらないチャレンジングな人材を求めている
- 最初の鬼門はクレペリン検査
- 全て個人面接なので、しっかりと想いを伝えられる
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