1サッポロビールとは
サッポロビールは、北海道札幌市で誕生した国内大手のビール製造会社です。「黒ラベル」や「ヱビス」などの人気商品を有しており、国内ビール市場においては4番手に位置しています。
海外では北米市場に強みを持っており、1964年に進出したブランド「SAPPORO PREMIUM BEER」はアメリカでアジアNo.1のビールブランドとして認知されるまでに成長しました。
また近年では、国内のビール市場が縮小している現状を受け、「ワイン事業」を第2の収益の柱として強化しています。
2サッポロビールの就職難易度
就活会議のデータによると、サッポロビールの就職(選考)難易度は「4.6/5.0」でした。
企業名 | 就職難易度 |
サッポロビール | 4.6 |
サントリー | 4.9 |
アサヒ | 4.3 |
キリン | 4.7 |
ビール大手は総じて就職難易度が高いです。
また、ビールのような消費財メーカーは世間的な知名度が高いので、どうしてもエントリー数が多くなり倍率も高くなりがちです。
実際、2021年卒のサッポロビールの選考倍率は事務系で285倍、技術系で241倍にまでのぼりました。
2021年卒採用は新型コロナウイルスの影響で採用人数が減り、そのぶん倍率が跳ね上がったということもありますが、過去の選考倍率を見ても分かるようにサッポロビールはかなり倍率が高い難関企業です。
年度 | 選考倍率 (事務系総合職) |
選考倍率 (技術系総合職) |
採用人数 |
2021年 | 285倍 | 241倍 | 27人 |
2020年 | 181倍 | 119倍 | 42人 |
2019年 | 119倍 | 61倍 | 63人 |
※参照:就職四季報
3サッポロビールの採用大学・学歴
(1)採用大学実績
マイナビのデータによると、サッポロビール(一部)の採用大学実績は以下の通りです。
<大学院>
大阪大学、九州大学、京都大学、慶應義塾大学、神戸大学、首都大学東京、東京大学、東京農工大学、東北大学、長崎大学、名古屋大学、北海道大学、早稲田大学
<大学>
愛知大学、青山学院大学、岩手大学、小樽商科大学、関西大学、関西外国語大学、関西学院大学、学習院大学、慶應義塾大学、神戸大学、駒澤大学、上智大学、成蹊大学、中央大学、東北大学、東北学院大学、同志社大学、名古屋大学、日本大学、一橋大学、福岡大学、法政大学、明治大学、明治学院大学、立教大学、早稲田大学出典:マイナビ
(2)内定者の大学群別の割合
次は、より具体的な採用大学実績を見ていきましょう。
2022年〜2020年度版の就職四季報に記載されているデータをもとにサッポロビール内定者の主な出身大学と学歴別の割合を集計しました。
2021年度内定者の出身大学(大学・人数)
【大学】
早稲田大学5、慶應義塾大学2、神戸大学2、法政大学2、東京大学1、明治大学1、青山学院大学1、立教大学1、中央大学1、東京外国語大学1、成蹊大学1、北九州市大学1
【大学院】
北海道大学1、東北大学1、筑波大学1、京都大学1、広島大学1、九州大学1、早稲田大学1、慶應義塾大学1
2020年度内定者の出身大学(大学・人数)
【大学】
早稲田大学4、法政大学3、慶應義塾大学2、関西学院大学2、立教大学2、学習院大学2、九州大学1、神戸大学1、東北学院大学1、岡山大学1、東洋大学1、立命館大学1、東海大学1、他
【大学院】
北海道大学2、神戸大学1、大阪大学1、東京理科大学1、静岡大学1、京都大学1、岡山大学1
2019年度内定者の出身大学(大学・人数)
【大学】
明治大学8、早稲田大学4、立教大学4、関西学院大学4、法政大学3、中央大学2、明治学院大学2、同志社大学2、福岡大学2、青山学院大学1、神戸大学1、岩手大学1、慶應義塾大学1、日本大学1、小樽商科大学1、愛知大学1、駒澤大学1、東北学院大学1、東京農業大学1
【大学院】
東京大学3、東北大学2、名古屋大学2、早稲田大学1、神戸大学1、京都大学、長崎大学1、北海道大学1、大阪大学1、千葉大学1、東京農工大学1、東京都立大学1、静岡県立大学1
2018年度内定者の出身大学(大学・人数)
【大学】
明治大学6、早稲田大学5、慶應義塾大学5、立教大学5、同志社大学3、法政大学2、学習院大学2、明治学院大学2、日本大学2、関西学院大学2、北海道大学1、筑波大学1、横浜国立大学1、岩手大学1、立命館大学1、関西大学1、南山大学1、東京農業大学1、津田塾大学1、上智大学1、青山学院大学1、中央大学1、拓殖大学1、専修大学1、INTIインターナショナル大学1
【大学院】
東北大学4、北海道大学3、京都大学2、大阪大学2、東京大学1、名古屋大学1、信州大学1
※中堅私立大・・・学習院大、成蹊大、成城大、明治学院大、國學院大
※難関国立大・・・旧帝大、一橋大、東工大、神戸大
※準難関国立大・・・新潟大、金沢大、千葉大、筑波大、岡山大、広島大、熊本大、都立大、大阪市大、横浜国立大
※参照:就職四季報
集計結果によると、サッポロビールの4年間分の採用の中で最も多く内定者を出していたのはMARCH(約22%)でした。その他、早慶上智・難関国立大からも毎年一定数採用されています。
また、成蹊大学や明治学院大学、日東駒専など中堅私立大学からの採用実績もあり、学歴フィルターはそこまで厳しくないようです。
4サッポロビールの採用人数
ビール大手3社(サントリー・アサヒ・キリン)と比較するとサッポロビールの採用人数は少なく、2021年度の採用は27人です。
男女別
年度 | 男女別(男性・女性) |
2021年 | 27人(15・12) |
2020年 | 42人(24・18) |
2019年 | 63人(35・28) |
2018年 | 63人(40・23) |
専攻別
年度 | 専攻別(文系・理系) |
2021年 | 27人(18・9) |
2020年 | 42人(30・12) |
2019年 | 63人(43・20) |
2018年 | 63人(49・14) |
大卒修士別
年度 | 大卒修士別(大卒・修士) |
2021年 | 27人(19・8) |
2020年 | 42人(31・11) |
2019年 | 63人(44・19) |
2018年 | 63人(49・14) |
【2021年の内定者数(大卒・修士) 比較】
サッポロビール 27人
サントリーHD 112人
アサヒビール 49人
キリンHD 114人
5サッポロビールの選考フロー
【事務系総合職(通常コース)】
エントリーシート・WEBテスト(Webテスティング)→GD(グループディスカッション)→1次面接→最終面接→内定
【事務系総合職(オンリーワンコース)】
エントリーシート・WEBテスト(Webテスティング)・自己PR動画→社員交流会→1次面接→最終面接→内定
【技術系総合職】
エントリーシート・WEBテスト(Webテスティング)→社員交流会→1次面接→専門筆記試験→最終面接→内定
事務系総合職の選考フローには「通常コース」と「オンリーワンコース」の2パターンがあります。
オンリーワンコースとは、学生時代に「No1になった経験」や「オンリーワンになった経験」がある人を対象にした選考です。通常の選考フローとは異なりGDが免除されるので、経験に自信がある方はオンリーワンコースで応募してみてはいかがでしょうか。
また、ES通過率は20%程度と非常に低く、多くの人が書類選考で足切りされます。*2021年卒のES通過率は事務系で23%、技術系で18%でした。
※参照:就職四季報
ESで落とされるのはもったいないので、添削をお願いしてもらうなどして対策しましょう。
6【サッポロビール 就職難易度】まとめ
サッポロビールの就職難易度や学歴について紹介しました。ぜひ就職活動や転職活動の参考にしてみてください。
・ビール国内4番手。「ヱビス」「黒ラベル」などが有名。
・海外では北米市場に強みを持つ。
・国内ビール市場の縮小を受けワイン事業を強化中。
・就職難易度は4.6/5.0と高い。(※就活会議調べ)
・選考倍率は200倍超え。ES通過率は20%程度。
・内定者のボリューム層はMARCH
・事務系総合職の選考は「通常コース」と「オンリーワンコース」の2つがある。
・直近の採用人数は27人。
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